真面目な君を私は知っている

21話 ページ21

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手芸屋さんで、花柄の生地と その他に予備の生地を買って帰宅した


『さて、続きしなきゃ』





そう言えば、あの男の子 綺麗な顔してたよなぁ

女装とか そういうのしたら、絶対似合うだろうなぁ




あの子、チケットとチラシ、受け取ってくれたけど 本当に来てくれるかな


…名前、聞いとけば良かったかも





｢Aー｣

『あ、なに 姉さん』



部屋で作業している姉さんが、私を呼んだ



｢もう、大事な話があるんだから 帰ってきたなら言いなさいよ｣

『…大事な話？』



｢何その顔｣

『姉さんの大事な話って、ほんっとにろくでもないから………』



人をすぐパシリに使うし



｢今回はガチよガチ｣

『とか言って、芸能プロダクション主催のなんかのオーディションに受けさせよう…とかでしょ？』



｢ホントに違うって！今度、田村さんが事務所から独立する事になって新しい事務所を設立することになったのよ！｣



『へぇ〜………独立ねぇ、、



はぁ！？独立！！！！？？』



｢驚くわよね、やっぱり｣




『まぁ、、ね』


でも、田村さんはそういう業界でもかなり有名な人で 敏腕プロデューサーと言われている人だ

心配はしてないけど、正直驚いた







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