真面目な君を私は知っている

17話 ページ17

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気づけば16時を回っていた



『私、そろそろ帰ります』

｢また来てねぇ〜｣



『誰が来るか！！！』


でっかい乳 見せびらかすように揺らしやがって！！！



事務所を出て、早足で家まで帰る

先生に外出してるところ見られたら、面倒臭いことになる




ーーー




『ただいま！！！！！！』


｢あ、おかえり〜。助かったわ、ありがとう｣


『次はないんだからね！！』


(って、いつも言ってるけど なんだかんだ行ってくれるんだよなぁ〜)



直ぐに自分の部屋に入り、私は作りかけのドレスを手に取った


謹慎期間中、暇だし 作り上げておこう





『加恋、大丈夫かなぁ…』



あ、そうだ。

榎本って加恋と同じクラスじゃん





スマホを手に取り、榎本に電話をかけた


『あ、榎本ー？よっす』

｢よっす。じゃねぇよ、何問題起こして謹慎処分になってんだよ｣



『あははー、ちょっと色々あってね。

んな事より、、アンタに頼みたいことあるんだけど』



｢は？なんだよ｣




『加恋のこと、見といてやってくれない？』


｢は？三浦？高見沢じゃなくて？｣




…高見沢？？

高見沢って、黒髪ロングの…？



は、なんで？




あの子、加恋の悪口言ってたヤツに便乗して合わせてた奴だよね？



なんか、嫌な予感がする。





『ねぇ、榎本。何があったか詳しく教えて』

｢お、おう｣





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