私のアイドル育成計画3

99話 ページ19

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ピコンっと携帯が音を鳴らす



｢モモ、携帯鳴ったよ？｣

『あぁ、はい…』



ディスプレイにはお兄ちゃんの文字。



｢今度の授業参観、見に行くから｣


のメッセージがあった





『はぁ゛あ゛！？


え、それ今言う！？って言うか絶対来るなって言ってるのに！！！』



有名人のお兄ちゃん。

変装してもオーラが隠しきれてないし、私の兄が俳優業をしていることをクラスの皆は知っているため 騒ぎになるのだ


だから毎回、そういう行事ごとはおばあちゃんに来てもらっていたのに



｢モモ…｣

『なんですか！！！………あ、ごめんなさい』



イライラしすぎて、声をかけてくれた愛蔵先輩に当たってしまった




｢出てたぞ、がなり声｣

｢しかも、凄く良かったよ｣




『え？』




がなり声…出てた…？？



｢颯太さん相手だと、ほんっと反抗期でるよな｣

｢年相応で可愛いんじゃない？｣

｢確かに。｣



『むっ、、勇次郎先輩、愛蔵先輩 それ子供扱いって言うんですよ！！

年齢1歳しか変わんないでしょ！！』



この2人はなにかと私を小さな子供扱いしてくる。


確かに妹系で売ってはいるけど…





｢にしても、授業参観だっけ？｣

｢いつもはあのお祖父様とお祖母様が来てるの？｣



『あぁ、はい。

でも、2人とも去年からは体調的にこれなくなっていたので…去年は兄が来てたんですけど…


変装せずにくるから騒ぎになっちゃって…だから来るなって言ってたんですけど…』




いっその事佐伯さん(颯太マネ)に頼んで仕事入れて貰おうかな




｢じゃあ、僕行っていい？｣




『……………はい？』


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