標的1454＊リボン ページ4
貴「うーん……」
獄「十代目。どうかされましたか？」
クロームやルッス姐にも相談したりして、何とかドレスに関しては絞り込めた。
会場はボンゴレ所有の会場。
招待する人はマフィア関係者でもあって大勢いる。
勿論、私の友人としてユニやネーヴェさん達、炎真達も招待した。
それに、お母さんや京子ちゃん達も。表社会の皆を招待するのは少し迷った。
でも、ボンゴレ同盟の中で一般社会に手を出すようなファミリーはいない。どこもその線引きはきちんとしてる。
お母さんにはお父さんが付いてるし、京子ちゃん達も一応はこの世界を知ってるとはいえ一応守護者の誰かに付いててもらうつもりでいる。
結婚式の準備は着々と進んでる。
そんな中、私は今執務室で二枚の写真を見比べてる。
そんな私を訝しんで獄寺君が机の傍までやって来る。
貴「ウエディングドレス、どっちにしようかなって。」
リ「なんだ、まだ決めてねぇのか。」
少し前に試着して撮った写真。
どちらのスカートが広がってゆったりしたものだけど、腰元にリボンがあったり、レースの具合なんかで少し違う。
獄「どちらも素敵だと思いますけど……XANXUSは何か言ったんですか？」
貴「……………『お前が選べ。当日の楽しみにしておく』って」
獄「あぁ…なるほど……。」
獄寺君がどうしてか頭を抱えそう。
ザンにそう言われた以上、選ぶのは私。
獄「十代目は、どちらがいいとかないんですか？」
貴「…………こっちのね、腰元に大きなリボンがいいなって思うんだけど、ちょっと子供っぽいかなって…」
獄「そうですか？ 上品さだけじゃなく可憐さもあっていいと思いますよ。オレが選ぶなら同じです。」
貴「本当？ じゃあこっちにする。」
獄寺君の後押しのおかげで迷ってたのが嘘のようにすんなりと決まった。
私の隣でクスリと笑う獄寺君。私までなんだか照れくさくい笑みがこぼれた。
獄「他の方も順調に決まってますし問題ないですね。」
貴「うん。でもなぁ…こんな大規模に…」
獄「そりゃ、十代目はボンゴレファミリーの十代目ですから。」
思わず机に突っ伏す。
これでも色々考えて慎ましくしたつもりだ。人が見たらどうなのかは分からないけど。
もう日取りも決まった。準備も進んでる。
後少し。それがどうしてか照れくさい。
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桜(プロフ) - あもさん» あわわっ…！ ありがとうございます！ ザンザスにとっても救いのある夢主だったらいいなぁと思います。嬉しいお言葉ありがとうございます！ (2022年10月5日 17時) (
レス) id: 8e0b3a4d97 (このIDを非表示/違反報告)
あも(プロフ) - 完結おめでとうございます！この作品はザンザスが大好きな私にとってとても救いのある作品で、ザンザスが幸せになれて嬉しかったです。こんな素晴らしい作品を作って下さり本当にありがとうございます！！！ (2022年10月5日 14時) (レス) id: 656bb5ebbb (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - ヨモギさん» ありがとうございます！ 出来るだけ毎日を意識していたので大変だったでしょう？ 楽しんでいただけてとても嬉しいです！ 完結まで読んでいただき、本当にありがとうございます！ (2022年7月30日 17時) (レス) id: 8e0b3a4d97 (このIDを非表示/違反報告)
ヨモギ(プロフ) - 完結おめでとうございます！一年に一回は確認に来て、更新頻度に驚いていた数年間でした。毎日来れていたわけではありませんが、とても楽しんで読ませていただきました！本当にお疲れ様でした！ (2022年7月28日 20時) (レス) @page23 id: 50bd13428b (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 夏目さん» ありがとうございます。心の支えになっていたなんて嬉しいですっ。きっとこれからも明るい日々を送ってくれると作者も祈っています。今までありがとうございました！ (2020年6月15日 18時) (レス) id: 8e0b3a4d97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2020年4月14日 18時
