標的９４９＊熱 ページ42
白「今の僕は、あの時の君に近いのかもしれない。それにね」
貴「？」
フッと力ない声をもらす。
穏やかにすら聞こえるその声音。
白「『白蘭。あなたには……見えていない。』」
貴「え……？」
白「そう言われたんだ。それがずっと消えなくて………全部終わってから、やっと気付けた。」
貴「それは………」
ブ「にゅにゅー！ 電信柱が増えとるー！！」
叫ぶブルーベル。
白蘭との会話が途切れ、その声に見れば、確かにありえない数の電信柱が建物の周りに立っている。
いつの間に……。
貴「幻覚……？ でも炎は感じなかった……！？」
白「ヴェルデの装置は幻覚を本物にしちゃうって言っただろ？ 本物は炎なんて発しないのさ。」
そこまでのことを……。
これじゃ炎に頼って見分けられないっ……！
加えて、術士はステルス機能のあるシェルターに身を隠してる。
どこに……。
シュルル
聞こえた音は、それはそこかしこから。
貴「ミサイル！？」
建物を囲むように四方から現れたミサイル。
これも、幻覚……？
でも本物に近い幻覚だと考えれば、その威力も恐らく本物と遜色ないはず。
貴「炎で壊せる。」
白「ダメダメ。ボスウォッチを守るのが先決だよ。Aちゃん。」
そう言う白蘭はすでにボスウォッチを右手で守ってる。
それに従って、同じようにボスウォッチを守る。
ボボボゥ！
ミサイルの爆発をリングの炎で防ぐ。
周りで上がる煙。
でもこれは………熱のかたまり……？
白「僕たちにはどうってことないけど、時計にはよくない熱量なんだ。油断してガードを解くと、その瞬間に時計が壊される。」
貴「かなりの策ってこと？」
白「そういうこと♪」
それを分かっててボスウォッチを守るように……。
同盟を組んでて良かった。
味方なら、頼りになる。
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桜(プロフ) - kyokapi23さん» あわわっ……！ 嬉しくありがたい中に、若干の心配が……ｗ 夢中になってもらえて嬉しいです。これからもよろしくお願いします！ (2018年3月2日 19時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
kyokapi23(プロフ) - テスト期間中から終わるまでぶっとうしで読んでしまいました(笑)面白くて止められませんでした！やっと追いつきましたので、更新楽しみに待ってます！ (2018年3月2日 13時) (レス) id: 73c735505e (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - うたたね*さん» 最初からっ……！ ありがとうございます！ 続きを楽しみに思ってもらえるのはとても嬉しいです。ちょっと違う所を入れたりして、これからも楽しんでもらえるよう頑張ります！ 応援ありがとうございます！ (2018年2月23日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
うたたね*(プロフ) - こんばんは、最初から全部読ませていただき、ここまで追いつきました....！面白すぎます、原作を知ってて先は分かっているはずなのに続きがきになって仕方が無いです....！これからも更新頑張って下さい！応援しています！ (2018年2月23日 0時) (レス) id: a87e162fc4 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - ウミソラさん» ありがとうございます。これからも楽しんでいただけるよう頑張りますね！ ご指摘ありがとうございます。訂正しておきます。 (2018年2月20日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2018年2月15日 18時
