恋 ページ5
A「あ、あの?はじめまして」
玲於「あ……あ、その。」
声がうまくでない
え?俺……え?
いやいやいや。この子今日あったばかり
この子は見ず知らずの女だぜ?
それにさっきから意味わかんねぇ儀式?してんだよ?
んな見るから知能を感じねぇようなやつに
……俺はAちゃんの顔を見た
A「……あ、あの」
困ったように上目遣いをするA
玲於((きゅううんーーー))
や、やべぇ。やべぇよおれ。
いやなにがきゅううんーーだよ
キモすぎ
玲於「……あー。うん、Aちゃん」
A「えへへ。Aちゃんかぁ」
照れてるのかでも嬉しそうな顔をするAちゃん
俺もさっきまでのムズムズした感じがこの笑顔ですっきり消えた
……なんだ。やっぱり珍しくて勘違いしちゃってたんだよ
玲於「あ、名前呼びとかでいい?今更感やばいけど笑」
A「うん。れおくん……」
玲於「……」
A「やっぱり照れちゃうね」
……れおくん
俺の中でフリーズする
あ、あれ。頭が真っ白になった
龍友「おいー。お前だけずりぃぞぉ。俺も話してぇわ天使ちゃん」
横から食いつくハイエナにも全く気づかなかった
ただ、頭の中で衝撃がずっと流れてるような
A「て、天使?あ、このメンディーさん?がそう呼ばれてるんですか?」
亜嵐「いやいや一番天使とかけ離れてるじゃん笑」
メンディー「いやいやいや。おーい」
玲於「……」
隼「あれ?玲於?」
・
・
A「れおくん?どうしたの?」
玲於「……これ。棚からみつけてさ」
荷物の整理をしていたらたまたま見つけた写真
おれはつい手に取ってずっと眺めてたみたい
A「あ、これ私たちが初めてあった時のだね!」
昭和感オープンの居酒屋に
それに似つかない派手なメンツ
そしてかわいいかわいい俺の……
A「はぁー。この時れおくん全然喋ってくれなかったよね」
玲於「あ、おい」
ヒョイっと写真をとった
A「あの時すっごく焦ったんだよ?私何か言っちゃったのかなって」
……知らなかった。
というか俺の事考えてくれてたんだ
玲於「……まぁーこの日は特別なんだよね」
A「へ?そうなの?」
玲於「うん。……お前に恋した日だから」
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作者名:まい | 作成日時:2017年7月24日 12時