紅一点物語

5 合格通知 ページ5

そしてオーディションから1週間が過ぎた









先生「A、あんた合格したで‥‥信じられへん」









A「ほ、ほんまですか？！」









先生「明日からここに通うんやで。頑張ってや。」









私は合格通知を握り締め、家へと帰った。









A「ばあちゃん！見てこれ！」









祖母「ん〜？あら、合格したん？凄いやん！


これでママとパパとの約束果たせるなぁ」









A「うん！頑張る！じいちゃんにも報告してくる！」









私は浮かれてた。









翌日、地図通りの場所へ向かい部屋に入ると








男しかおらん。









この前見たより垢抜けた感じの人が多い。









その人たちも私を不思議そうに見てる。









なんか嫌やな〜と思いながらシューズを履いてると









振付師「じゃ、これから振り覚えてもらうから」









そう言うとほぼほぼ流れで3曲の振りを入れられた









元々記憶力はある方やったから良かったものの


11歳の女子の体力的にキツかった。

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