紅一点物語

4 オーディション会場 ページ4

2008年7月17日





会場の中に入ると男の子だらけ







でも、あの子とか髪長くて女の子かな？








そんなこと思いながら会場の隅っこで柔軟をしていた。









すると私の隣に薄汚いおじちゃんが座った









？「Youは愛子Aだよね？」









A「え？あ、うん。おじちゃん誰ですか？」









？「Youの先生の友達だよ」









あー、先生の友達か。









おじちゃんと話してると集合がかかり、





おじちゃんに会釈をして集まった。









すると周りの子達が物珍しそうに私を見る









なんなん。






コソコソと会話が聞こえてくる





「あれ女よな？」



「場違いやろ」




「どうせ居っても落ちるだけやん」









この言葉で火がついた。








確かにダンサーで女は少ない。





やからって馬鹿にされたら困る。









そのあとオーディションの振りを教えてもらい、







自分の力の限り躍った。









躍ったあとは、あっさりと解散。






周りの子の目を気にしながら先生が待つ車へと向かった。

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