紅一点物語

26 合宿 ページ26

ついに迎えた合宿初日









言われた集合場所に着くと








「え、あいつきたん？」






「初っ端から絶対泣くで笑」









悔しかった。

女やから、こんな舐められるんかな。









でも、せっかく行かせてもらったんやから



絶対泣くもんか！








グッと歯を食いしばりバスの中に乗った









望「お、Aやん！来てたん？頑張ろな！」







この前まで、私のことAちゃんって呼んでた望くん

いつの間にか呼び捨てになってる。


初めてあった時は私と同じで不安そうな感じやったけど


グループで活動し始めて、アイドルらしくなってた









A「望くんおはよう」









望「隣、座ってもいい？」









A「あ、うん」









望「めっちゃ不安やねんけどAは？」









A「私もそうやで」









望「俺、姉ちゃんおんねんけどさ、



姉ちゃん俺のこと大好きやねん」









A「自分で言うんや笑」









望「ほんでな、望がどんどん離れてく〜って

涙目になりながら見送られてきた笑」









A「仲良しなんやね笑」









望「Aは兄弟おんの？」









A「うん。弟と妹」









こんな話を望くんとしてるとあっという間に合宿場に着いた

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