チートは転生してもチートでした[名探偵コナン][文スト]

素敵な出会い(編集済) ページ20

？「さて、何を食べようかね…」
国木田「唐変木、川に飛び込んだり喫茶店に入ったり、どれだけ予定を狂わせれば気が済むんだ…ｸﾞﾁｸﾞﾁ」
？「唐変木と呼ぶのはやめてくれ給え。私には太宰という名前があるではないか」
国木田「お前には唐変木で十分だ！この包帯無駄使い装置！！」
太宰「えー、酷いなぁ。あ、お姉さん、珈琲とこのサンドウィッチをよろしく。ほら、国木田くんも何か頼み給え」
国木田「全く…珈琲を頼む。太宰、これを飲んだら直ぐに任務に行くぞ」
『かしこまりました』
太宰「あ、お姉さん名前はなんて言うんだい？」
『キャロルとお呼びください。』
太宰「あぁ、よろしくねキャロル。こっちの人は国木田君だよ。私は太宰。太宰治さ。」
『国木田様、太宰様ですね。よろしくお願いします』
太宰「さて、キャロルさんに聞きたいことがあるんだ。」
『聞きたいこと…ですか？』
国木田「我々は今とある異能力者を探しているんだが…情報が無くお手上げ状態なんだ」
太宰「《四女神の祈り》という異能力の持ち主がいるらしくてね。その人について知ってることは無いかい？」

な、なんでその異能力を知っているの…？！
私が異能力を使ったのは家の中だけのはず…
『…何故その方を探しているのですか？』
国木田「奴には懸賞金がかけられていてな。保護を目的として探すように依頼がきているんだ。」
『こちら、珈琲とサンドウィッチです。お仕事大変ですねぇ。話を聞く限り探偵。しかもヨコハマの武装探偵社というところですか。』
太宰「おや、何故分かったんだい？」
『簡単ですよ。1つ目、〖依頼〗という単語が会話にありました。私の思いつく限りになりますが依頼という言葉を使う職業というと探偵や弁護士が主です。2つ目、〖異能力〗という単語。異能力についての依頼というと必然的に異能特務課は除外されます。ここでポートマフィアも除外されるかもしれませんが私はマフィアは詳しくないので…最後にマフィアを除外した理由は──眼ですよ』
国木田「眼…？どうして目が除外の理由になるんだ」
『眼は人の人格を表しますからね。ヒカリの住民とヤミの住人は見分けられますよ。まぁ、そちらの方のように例外も偶にいますがね』
太宰「私のことかい？何故私は例外なんだい？」
『まぁ、そんなに慌てないでください。珈琲が冷めてしまいましたね。新しく注ぎますよ』

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中島敦

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