天寿をまっとうするやうに。【イソップ･カール】 (ページ5)

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第五話〜見知らぬ者〜ページ5

食事を進めていくうちに、皆と仲良くなれたきがした。

マイク『やっぱり、日本ってご飯が美味しいんでしょ！？僕も食べてみたいなぁ〜』

『あては平民やったからそないな豪華な料理なんて宴会くらいでしか食った事はないで。家じゃいつも芋汁やなぁ。おかぁには粥を作っておったりしてるし、そんな満足に食える生活じゃないんよ！』

マーサ『なら、ここでめいいっぱい食べなさい。ここならなんでも食べれるわ。ほら、これとかどう？このケーキ、中に果物ぎっしりよ！』

『ケーキ…確か、異国のもんやと聞いたが…食べてえぇんか！？』

マーサ『もちろん！ほら！食べな！あとはこの七面鳥と、あっ、あとこのサラダと…』

美智子『これこれ、まだ異国の味には慣れとうないんやから、ゆっくりな。マーサはん』

マーサ『大丈夫よ美智子！私がAを異国の色に染めてやるわ！』

マリー『あら！じゃあ私もそれに参加するわ！フランスの色にお染にしてさしあげて…うふふ……』

美智子『あかん…………えげつない奴じゃのぅ…なんぎやなぁAはん、かんにんえ』

『大丈夫ですよ美智子はん！やっぱ、日本の人が1人居るだけでこんなにも安心できはるんですね！』

美智子『ふふふ、おおきに』

レオ『こら、そこの2人だけで会話を進めるな…』

謝必安『そうですよ、范無咎も話したがってます』

髪を編んだ男がそう言うと、男の持つ傘が激しく動いた

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謝必安『ああ、范無咎は照れ屋なんですよ。はは、許してあげてください。』

『色んな人がおりますなぁ美智子はん』

美智子『せやねぇ。まぁ大体しぶちんでけったいな奴ばっかやのぅ』

ノートン『誰がケチですって美智子さん。』

フィオナ『誰が変な人ですって美智子！？貴方はヨグ･ソトースの良さを知らないから…』

食堂がわちゃわちゃしていると、不意に、私は厠に行きたくなった

『かんにん美智子はん、ちと厠に…』

美智子『あぁ、ええよ。行ってきぃな』

厠へ行く途中、廊下で誰かとぶつかった。

『あだっ、わ、すんませ…』

？『……誰ですか？』

振り向いたのは、白髪で、口元を覆い隠し、冷たい目でこちらを見る男性。

『あてはAと申します！』

？『そうですか。残念ながら、私は貴方に興味はない。では』

『へっ、ちょ、、あ、後で！後でケーキ、お部屋に持っていきはりますな！』

？『…へ？』