天寿をまっとうするやうに。【イソップ･カール】 (ページ3)

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第三話〜新たな仲間〜ページ3

ナイチ『私はこれで失礼します。これから晩御飯の時間なので、いち早く食堂へ行ってください。皆さん待ってると思いますよ。』

そう言って、ナイチンゲールはんはどっかへ消えてった

『食堂………………』

広すぎて見つからない

廊下は果てしなく暗く、不安が漂う

？？？『あら？もしかして貴方、新サバイバーさん？』

美しい声がした。
後ろを振り向くと、赤いドレスを着た、背の高い女性が立っていた。

いや、高いどころじゃない。巨大だ。

『あ、あてはAと申します…あの、食d…』
？？？『美智子！居たわよ！新サバイバーさん！』

美智子。いかにも日本人らしき名前。

美智子『あらぁ、おこしやすエウリュディケ荘園へ。』

マリー『あぁ！そうね！ｺﾞﾎﾝｯ、私はフランス王妃、マリー･アントワネット。以後お見知りおきを。』

『あぇ、あ、そ、そんな頭下げられる程の身分やないです！』

マリー『にしても綺麗なお肌にくりっくりなお目目ねぇ〜！』

美智子『マリーはん、サバイバーはん困ってはるやろ。あんまりいらわんといてや。』

元気な王妃様に冷静で凛々しい女性…この人が唯一の日本人…？

美智子『皆待っとるで。ほな、行こか。』

片方は美智子はんに。もう片方はマリーはんに。

私は両手を取られながら食堂の中へ入っていった