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晃一side ページ24
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太「疲れたわぁ」
晃「もうすぐやって。」
朝日が登り始めた頃。
まだ肌寒くて、外に出るのは億劫ってくらい。
海に続く一本道をそんな寒い中歩き続けていた。
晃「あ、ほらほら！見えんで！」
海「あっ、海だ。」
波の音が耳に聞こえてくる。
太「走ろうや！」
太陽が、俺含めた3人の腕をどうにか引っ張って、それにつられて海まで走った。
稜「疲れてたんじゃないのかよ笑」
なんか、こういうの新鮮っていうか。
今まで走るっていえば、あいつらから逃げることでしか無かったし、こうやってみんなで笑顔で走るっていうのは、なんか…。
晃「これが、俺たちには訪れなかった青春っていうんやろなぁ。」
海「…そーかもなっ」
手を繋ぎ合いながら笑顔で前に進む。
こんなこと、一生出来るなんて思ってもみなかった。
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作者名：かえ。 | 作成日時：2017年11月6日 16時
