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稜雅side ページ38
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稜「晃一が居なきゃ俺たちの願いを誰も叶えてくれる奴はいない！」
誰が叶えるんだよ。
稜「俺たちの願いを叶える為に、晃一は脱出を計画してくれたんだろ！だったら、最後までちゃんとしろよ！」
自分でも驚くほどの声量に本気で自分は怒っていることを悟った。
気持ちが頭の中で整理される前に、口からスラスラと言葉出がてくる。
太「晃一も、聞いてたやろ？…佑亮が、みんなの笑顔をよろしくって言うてたやん？」
晃一が前に進んでくれなきゃ、俺らは前に進む事なんてできない。
でも、俺らが晃一を行く先に推し進めることはできる。
稜「だから行こう、晃一。」
晃一に手を伸ばした。
晃「………………おう。ごめんな。」
これから、俺たちは佑亮の分まで笑う。
そう決めたからには、前に進まなきゃいけないんだよ。
晃「…佑亮、俺が必ずみんなを笑顔にさせんで…」
俺たちの新たな前進がスタートした。
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作者名：かえ。 | 作成日時：2017年10月19日 16時
