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祐基side ページ36
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―――――――――カチッ。
時は一瞬で、生と死は紙一重で。
祐「…佑亮、ねえ。ねえっ、起きてよ。」
どんなに、揺さぶっても呼びかけても佑亮からの返事はひとつも返ってこなかった。
ポロポロと大粒の涙が頬を伝う。
わかんないよ。
怒りなのか悲しみなのかそれとも他の感情なのか。
拓「晃一！！！！」
拓弥が晃一に迫った。
拓「佑亮っ…佑亮が、なあ、どうしたらいいんだよ！！！！」
晃「ごめん、ごめんなっ」
ひたすら謝っている晃一の胸ぐらを掴み、崩れ落ちるように跪いて拓弥は、堪えきれない嗚咽と涙を流していた。
みんな、どうしたらいいのかなんてわかんないよ。
親友を1人失った時点で、感情の整理なんてつけられないよ。
ただ今の俺達には、唖然として涙を流してることしかできないよ…。
佑亮、どうしてなの。
みんなで笑うんじゃなかったの。
どうして、先に死んじゃうんだよ。
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作者名：かえ。 | 作成日時：2017年10月19日 16時
