祐基side ページ13
.
佑「祐基〜、そろそろいいんじゃない?晃一から警戒心無くしても。」
祐「…俺も本当は、悪い人じゃないと思ってるけど…。」
ただ心配なだけだ。
信じていいのか、信じたら駄目なのか。
佑「僕が信用できるんだからきっと大丈夫だよ。」
祐「うん…。まあ、飴はくれるし常にケラケラ笑ってるし、怖くはない。」
こんな人、初めてだし。
だからこそ、逆に怖がってるだけなのかも知れない。
佑「明日とか、一回話してみようよ!」
祐「………うん。」
海や稜雅や拓弥は、説得しても納得してくれないんだろうけど、それはそれで、自分と仲間を守る為にしてくれている選択肢な訳であって。
でも、多分、いずれは晃一の事を三人も信頼してくれる筈なんだ。
祐「佑亮、俺も晃一を信じてみる。だけど、あんまり人を信じすぎちゃ駄目だよ。」
佑「…………うん。」
俺たちは人を信じる為に生まれてきたんじゃない。
もはやどちらかと言うと、人を疑う事で生きてるような…そんな感じ。
.
71人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:かえ。 | 作成日時:2017年10月19日 16時