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拓弥side ページ12
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晃「ほい。嫌いじゃないやろ？」
地面に座っていた俺に、晃一は飴を差し出してきた。
拓「いらない。」
晃「なんでや。今食べんでも別にいいし、持っとけや。」
拓「飴とか言ってどうせ毒でもいれてるんだろ？」
飴持ってくる看守とか第一聞いたことないし。
晃「そんなわけないやん、しかも密閉してあんのにどう入れんねんて。」
たしかに、言われてみればそうだけど。
そうやってへらへら笑うのが気にくわない。
晃「持っとけや。」
無理矢理手に握り込ませられた。
要らないって言ってんのに。
晃「海も稜雅も祐基も！もっとけって。」
三人のポケットにも勝手に飴を入れている。
世話焼きな親かよ。馬鹿。
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作者名：かえ。 | 作成日時：2017年10月19日 16時
