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佑亮side ページ16

.



夜に、ドアが勝手に開けられた。



まだ眠くなくて、考え事をしていたとき。








……初めてじゃない。





看「おい、6番!!」



佑「………はい」






この怖い看守の人は、僕たちが何が悪いことをしでかすと、必ず勝手にドアを開けて訪れる。





看「最近、新しい看守と仲良くしてるらしいな。ここの規則は看守とは密接な関係にならないことだろう?」




佑「そうだよ。だけど、晃一はお前たちみたいに怖くないし、歳も近いし、優しいし、だから話してるの。」








看「ここの規則を何度言えばわかるんだ!!」







看守が拳を握って、僕の頬を思いきり殴った。

その衝動で机に背中が当たり、大きな物音が鳴る。






佑「…痛ッ…」




痛いけど、痛くない。
全然、こんなんじゃ、めげない。





もう1度、看守が拳を振り上げる。








佑「…やめっ…!」




.

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作者名:かえ。 | 作成日時:2017年10月19日 16時

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