死んだと思ったら魔界にいた【魔入間】

6隧ｱ逶ｮ ページ7

入間「使い魔召喚？」

アズ「はい。悪魔学校(バビルス)の伝統行事です。
召喚した使い魔の質で生徒の位階(ランク)を計ります。そして、その位階を上げていく事が、悪魔学校での成績に繋がるんです」

はーんなるほどね…だったら使い魔召喚のフリしてハスター召喚したらいいのかな…。下級生物でもいいんだけども、それはそれで位階低かったら嫌だし、周りみて考えるか…

アズ「お二人共、あちらですよ〜」

入間「あ、ごめんね、今行く!」

『は〜い』

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

な、なんか物々しい感じの場所だな…

入間「き、緊張感あるね!」

アズ「これでクラスも分かれますし、担当官も有名ですからね」

入間「『担当官？』」

入間君と呑気にハモったと思えば、後ろのドアが大きな音で開く。
やはり周りより大人のような体つきの悪魔が登場した。成程。大人の悪魔はあんな感じなんだ…覚えとこ。

カルエゴ「粛に。監督官のナベリウス=カルエゴである」

おお、威圧あるな。

カルエゴ「この行事は常に私の担当だ。なぜか？」

カルエゴ「私が常に厳粛であるからだ。貴様等が使えないゴミか、はたまた多少は使えるゴミかを判断する。」

そう言うと、カルエゴさんはコツコツとこちらに歩いてきて、入間君の目の前で止まった。

カルエゴ「例えば、」

カルエゴ「祖父の威光を借りて栄えある場で下品な呪文を唱え、あまつさえその日の内に乱闘騒ぎを起こすようなゴミがいたら、即!!!処分対象である」

ﾋｪｯ…私も祖父の威光を借りてこの場にいるんでなんとも言えないんすけどね…
というか入間君何したのあの子…

『大丈夫？入間君…』((ｺｿｯ))

入間「うん…大丈夫…」

まぁ顔が怯えてたけど大丈夫か。は〜14歳にこんな可愛い子いたんだね知らなかったよ…

カルエゴ「故に、できの悪い者は即刻退学処分とするのでそのつもりで」

マジかよこれはハスターさん呼び出し案件ですわ…

カルエゴ「粛に!!」

そう言うと、謎の板から「簡単！使い魔召喚講座！」という文章が現れたと思ったら、説明が終わった瞬間にカルエゴ先生は板を壊した。

嫌いなんだなああいう可愛いやつ…嫌いそうだよな確かに…

カルエゴ「羊皮紙は私の印が入った物を使うように。不正があればすぐ分かるからな」

…ｹﾞｪ…これ不正バレたらやばない…?大丈夫かな…

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