028 ページ28
とりあえず部活は終わったけどまだお父さんがお迎えに来てくれないので寮で食べる事になりました。なんでや。
「まぁ女1人増えたところで変わらねえからよ」みたいに鍛治おじさんにセリフを吐かれてここにいる訳ですが、
視線が痛い。
なんかもう、怒ってる目じゃなくて怖がってる目をしてる。
そんだけ牛若さんのボールをあげるのが凄いんですか!?!?私実はゴリラなのでは…!?
川西「何突っ立って表情コロコロ変えてんの」
『あ、いや…周りが怯えちゃっててそんなに怖いかなぁって』
とりあえず川西君が歩いて席に座ろうとしてたから私も近くに座った。
川西「まぁ…牛島さんの本気を軽々と上げさせられるのはやっぱりすげえよ」
『へ、へぇ…』
川西「ほんと、勿体ない」
『いやいやいや…私は性格的にチームスポーツ向いてないし。』
カレーを食べる。あ、美味しい。
『そもそも、私がバレーめちゃくちゃ上手いとしても、バレーで食っていこうなんて思わないし。』
『川西君は?やっぱりプロになりたい?』
チラッと川西くんを見ると、なんか不機嫌な表情なんだが。なんでだよ。
川西「分かんない。でもまぁ、大学とか行くつもりだし、推薦で行けたらバレーは続けるよ。」
『ふぅん。バレー好きなんだね』
川西「当たり前だろ。じゃなきゃ白鳥沢に来ないし、ここでバレーもしてない」
『好きなものかぁ…』
川西「蒼井にはなさそう。無気力少女ってやつ?」
『いやまさか趣味を仕事にしようとは思わないだけ。ご馳走様でした』
手を合わせて食器を片付けようと移動する
ま、だからといって行きたい会社とか、そんなものあるわけない。今の高校生活で大学決めて、……いやそれはお父さんが無理するのでは…?
高校に就活…???それは無防備すぎるし…
白布「おい」
『はい!!…あ、白布君』
白布「さっき川西に注意されたばっかじゃねえの。なんで突っ立ってるんだ」
『あはは…考え事だよ…w』
白布「ふぅん…」
なんだよその目。聞いといてそれはねぇべ。
白布「てかお前まだ帰らないの?」
『帰りたいけど親が来てくれんのじゃ。あ!もしかしたらここでお泊まりかもね♡そしたら白布君の部屋で寝ようかな♡』
白布「死ね」
ピロンっ
父すまん。今日迎えに行けなくなりました。そっちで一泊してください
『…』
白布「あ?なんだよ急に固まって」
そっと無言で見せたら白布君も固まった。ウケる
868人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆん(プロフ) - 更新楽しみに待ってます☺️ (2022年2月18日 18時) (レス) id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)
hina hihoho2(プロフ) - コメント失礼します。雀田かおるじゃなくてかおりです…。この作品好きなのでこれからも更新応援してます! (2019年7月31日 9時) (レス) id: 54a67b7290 (このIDを非表示/違反報告)
あやか - バレーシューズはバッシュとは別物です…バスケのシューズがバッシュです… (2019年7月29日 6時) (レス) id: 8b3d747d68 (このIDを非表示/違反報告)
Maria - このお話凄く面白いです更新楽しみにしてます頑張ってください (2019年7月23日 6時) (レス) id: e320265211 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Sa | 作成日時:2019年7月16日 0時