検索窓
今日:7 hit、昨日:32 hit、合計:260,105 hit

001 ページ1

『あ、2の6か』

2年生になった一番最初の始業式の日。
ぶわぁぁっと貼り付けられているクラス表を目にして、人集りができる前に自分の下駄箱に靴を入れて教室に向かう。

相変わらず名簿番号は苦手だ。必ず女子の1番とかまじで誰か変われよ。
ガラッと扉を開けると、私の座る予定の隣の席には、もう人がいた。
その人…まぁ男な訳で、彼はこっちを見ると座りながらもペコッと頭を下げてくれる。
まぁ無視する必要も無いので自分もペコッと挨拶をして席に座る。
まさか隣とは思ってなかったのか、目を見開く彼が、少し面白かった。

『急に目開いてどうしたんですか』

赤葦「あぁ…自分の隣の席の人だとは思わなくて」

『なるほど…えっと…』

赤葦「赤葦です。赤葦京治」

『赤葦君ね、うん…赤葦君…あ、蒼井Aです。どうも』

ぞろぞろと人が教室に入って来たので、自己紹介タイムは終了。
赤葦君は顔が綺麗だな…鼻筋が綺麗で羨ましい…
なんて適当に考えながらぼーっと黒板を見ていると、どうやら去年1年6組の担任だった先生が来て今日の流れを教えて貰い、体育館に向かう

…いや、普通にめんどいな。サボるか。
教室から出ようとする私を赤葦君は見逃さなくて、

赤葦「体育館そっちの方向じゃないけど」

『トイレだよ』

と軽く笑って、教室を出る。

赤葦「…」

勿論、トイレを過ぎて屋上に向かう。

『あ〜…だる…』

学校なんて来るだけで偉いのにそれ以上の事を求めないでくれ…始業式のやる意味どこよ…
屋上の隅っこで壁にもたれて、寝る。

まぁ今日は部活もあるし昼飯食べるやつが見つけてくれるでしょ
適当に起こしてくれ…

寝不足で頑張って学校来たご褒美…的な感じでスっと眠りにつく。
は〜幸せ…死にたくないけど永遠に寝てたいな…

先生に「勉強はできるのに」と聞かれたことはあったけど、授業は参加してるんだし、そこそこ成績いいならいいじゃん別に。何求めるんだよばーかばーか。
鼻くそお前に詰めてやろうか。

あ、愚痴ばっかになっちゃう。大人しく寝ます。

002→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (268 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
868人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 梟谷学園
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆん(プロフ) - 更新楽しみに待ってます☺️ (2022年2月18日 18時) (レス) id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)
hina hihoho2(プロフ) - コメント失礼します。雀田かおるじゃなくてかおりです…。この作品好きなのでこれからも更新応援してます! (2019年7月31日 9時) (レス) id: 54a67b7290 (このIDを非表示/違反報告)
あやか - バレーシューズはバッシュとは別物です…バスケのシューズがバッシュです… (2019年7月29日 6時) (レス) id: 8b3d747d68 (このIDを非表示/違反報告)
Maria - このお話凄く面白いです更新楽しみにしてます頑張ってください (2019年7月23日 6時) (レス) id: e320265211 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Sa | 作成日時:2019年7月16日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。