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元「A先入ってこいよ」
『別にあとでええて。先元太いきーや』
元「いや俺あとでいい」
『なんでやねん。……あ、それなら一緒に入る？』
元「はぁ！！？」
こいつ爆弾発言しやがった。
それに気づいてないのかAは『え！なんではぁ！？やねん！』って言っている。
『一人待つより二人で入った方が早いやん。それに別に気にせんし』
元「……お前正気？」
『だって元太やし。』
元「……………」
黙り込んだ俺を不思議に思ったのか『元太？』と首を傾げるA。
元「……先、入ってこいよ。俺あとでいいから」
『えー、ほんまに？』
元「早く入れよ。この話してる時間が無駄だから」
俺がそう言うと『まぁそやな。チャッと入ってくるわ』とAはお風呂場へ向かった。
俺はその間にしめの服に着替える。流石にビシャビシャの服で待ってれないし。
そして着替え終わってソファーに座った。
元「はぁ……」
思わずため息が出る。
俺だから気にしないって……。
確かにAにとって俺はメンバーの一人で。同い年で、同級生で、最年少コンビで、いつも言い合いしたりしてる。
でも俺は男で、Aは女。
海人とかがAにベタベタするのだって俺は腹立つし、俺と松倉以外のメンバーがしょっちゅう泊まりに来てることだって俺は不満に思うし、関西の人達と仲良いのだって俺はAが取られそうであまりよく思わない。
だって俺はAが好きだから。
Aが東京に来た時から。ずっと。
初めてAと会ったのはAが東京に来て俺のいた中学に転校してきた。しかも同じクラス。
Aの存在は元々知っていたけど、ガッツリ関わるのは初めてで。
でもお互い人見知りはしないタイプだし、同じ事務所だしすぐ仲良くなった。
はじめはもうグループ組んで凄いなとか、トラジャはダンスが凄いから着いていけてて凄いなとかそんな風に思ってた。
女ってことで非難されてもAは強い。そう思ってた。
でも、俺が気づかないうちにAは学校でいじめられてたみたいで……。
放課後教室に残って一人電話しながら泣きじゃくるAを見て、その時初めてAがいじめられてることに気づいた。
電話の相手は誰か分からなかったけど、いつも明るいAからは想像つかないくらい泣きじゃくってて。
俺が気づいたときにはAはボロボロだった。
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Bridgit(プロフ) - こんにちは！パスワードを教えて頂きたいです！ (2022年11月30日 22時) (
レス) id: b99628b4ab (このIDを非表示/違反報告)
和奏(プロフ) - こんにちは😊この小説のパスワードを教えていただきたいです！ (2022年2月2日 18時) (レス) id: 42504fb9ac (このIDを非表示/違反報告)
奈央(プロフ) - こんにちはこの小説1、2のパスワード教えてくださいお願いします！ (2021年8月23日 13時) (レス) id: 7f9d615ee9 (このIDを非表示/違反報告)
ponzu(プロフ) - こんにちは！もしよろしければ1からのパスワードを教えて頂きたいです！ (2021年5月1日 23時) (レス) id: 12c44f2f6e (このIDを非表示/違反報告)
ponzu(プロフ) - こんにちは！ (2021年5月1日 23時) (レス) id: 12c44f2f6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましろ | 作成日時：2020年8月15日 5時
