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そらをみあげ ページ43

「俺がデザイアグランプリのゲームマスターになっている世界。ま、俺が何考えてんのか分からなくて当然だ。狐だからな。」

そう言って、ソファーに座り狐のポーズ。

「君は運営側の家族だ。デザスターに指名されていてもおかしくない。」

一理ある。ただ、

「逆に怪しすぎて、違うかも。」

私が言いたかったことを、景和くんが言ってくれた。

「うん。」

そう言って五十鈴さんは相変わらず私の隣に座る。というか、ここしか彼が座れる場所がないのだ。

「なーんか不思議な気分。一緒に住んでるのに、裏切り者が1人混ざってるなんて。ちょっと怖いね。」

相変わらずババ抜きは続いていて、袮音ちゃんは景和くんの札を引き、揃った札を捨てる。

「そんなこと言って、猫かぶってたりして。」

「狐に狸、猫に狼、兎。誰がデザスターでもおかしくない。逆に、なんでもない雀もな。」



-ジャマトが占拠してる学校の在り処が判明しました。校長ジャマトがいることが予想されます-

「校長は学校のどこにいるか、正解は、?」

「校長室に決まってるでしょ!」

そう言って我那覇さんが1番に走っていく。私達も遅ればせながらそれに続く。

校内に入り、刀を作ってジャマトと戦っていると、

「なんでだ!校長室がない!」

そんなことを言って我那覇さんが階段の上から私たちに声をかける。

「そんな学校あり…?!」

「じゃあ校長ジャマトはどこ!」

「さて、どう探すか……おい現役高校生、なんかないのか。」

エースからそんなことを言われ、戦いながら頭をフル回転させる。

『教務室?!屋上?!やっぱわからん!』

咄嗟にそんな言葉を。分からないものは分からない。

そんなことを思いながら戦っていると、五十鈴さんがなにかに気づき、エースに勉強しているジャマトを倒させる。

それはシークレットミッションに含まれていたようで、新たなバックルで校長室を作りだす。

校長室に入ったジャマトは校長ジャマトとなり、我那覇さんが一気に地上に落とす。

エースは先程手に入れたバックルで無双。

見事校長ジャマトを撃破。

-ミッション、コンプリートです!-

デザイア宮殿に戻り、支持率、というものを見せられる。

ほとんど何も出来ていない私の支持率はは、下から3番目だった。

成績関係なく、その過程も大切らしい。

「ギーツの不敗神話は続くのか。正解はNoだ。」

ただねがうことしか→←ぼくたちは



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作者名:しぃ | 作成日時:2023年9月8日 20時

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