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いつかまたあえると ページ5

ーおめでとうございます!今日からあなた方は仮面ライダーです!ー

そんな陽気な声を聞き、意識がハッキリとする。
声が聞こえた方をむくと、昨日会った、ツムリさんが居た。

周りには何人も知らない方々が居て、全員混乱しているようだった。

混乱している私たちの手元に、高そうな色紙が配られる。

-御手元のカードに願いをお書きください。-

願い、か。そう言われても、思い当たる願いはない。

金持ちになりたい、働きたくない。そんなありふれた願いはあるけれど、それじゃあダメな気がしてならなかった。

そうだ、1番叶えたい願い。

-夢の人達に会いたい-

そう書いた途端、何故か書いたはずの字が消えてしまった。

『は、?えっ?!消えるの?!』

そんな風に1人で騒いでいると、後ろから声をかけられる。

「叶えられない願いだったみたいだな。ちなみに、どんな事を書いたんだ?」

声をかけてきたのはテレビで見たことがある、スターの浮世英寿だった。

『エース、さん?!なんでこんな場所に、』

「俺か?俺もゲームに参加するからな。そんな事より、質問に答えたらどうだ。」

『あー、夢の人達に会いたい、って書きました。』

「夢の人達、?実在してないのか?いや、実在してないにしてもデザグラの事だ、実在してないやつでも…」

エースさんはブツブツと私の願いについて呟いているようだったが、なんかよくわからなかったので願いを考えることにした。

願い…。夢の事以外で叶えたい事なんて…。
と、考えていると、エースさんが私に話しかけてくる。

「…もしかしたら、その夢は叶ってるんじゃないか?」

『……かなってる、?』

「あぁ。そうじゃないと願いが消えた理由に説明がつかない。」

『説明…よく分からないけどそうなんですかね。』

「あぁ。後、願いの事だが。命をかけられるような願いにしろよ。」

命、をかけられるねがい、?余計願い事が難しくなった。………ボーっと考えていると、手が勝手に動いていた。

-約束を果たす-

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作者名:しぃ | 作成日時:2023年9月8日 20時

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