あすのよも ページ36
-皆さん、ラスボスが現れました。これより最終戦、戦艦ゲームを始めます。-
今回はスコア制。ラスボスが居なくなるまで、街の防衛をしろとの事だった。
勝てば、約束が果たせる、。きっと、道長さんもいる未来に…。
街へ行き、人々を逃がしながら戦う。
『変身！小刀！』
私は目眩のことも考え、少し小さい刀を出す。
戦っていると、道長さんがジャマトにやられているのが見える。
『道長さん、！』
「他人の心配してんな！」
そう、道長さんに喝を入れられる。
エースが居ないと、こんなに世界を守ることが大変だということを嫌でも理解させられる。
そんなことを考えながら戦っていると、城本体から攻撃を受ける。
「ラスボスの、お出ましか……あの中に入れば、！」
そう言って、道長さんはフィーバーバックルを使う。
道長さんが当てたのはプロペラだった。
「どうやら運が…巡ってきたようだな、！」
そう言って彼は城へ向かっていく。
それが何故か怖くて、声が出なくて…止められなくて……。
そんなことを考えてるとエースがやってくる。
「エース!?」
エースに気を取られていると、道長さんが城の攻撃により吹き飛ばされる。
『みちながさ、！』
「この野郎…」
「おい、大丈夫か、」
そう言ってエースが道長さんに駆け寄る。
「ギーツ、？」
「ギーツ、？なんの事だ。」
「そうか、脱落したから記憶を消されたのか。……どけ！お前の出る幕はない！」
そう言ってふらふらとした足取りで敵へ向かおうとする。
私は、その状況で、皆が戦う中で、へたり込むしかできなかった。
見たことがある気がして、怖くて…道長さんが、居なくなる恐怖に飲まれていた。
「誰だか知らないが、無理するなよ。勇気と無謀は違う。」
「この期に及んで、マウント取る気か。今度こそ勝つ。俺が勝つんだ！」
「命が惜しくないのか！」
景和くんが声をかけるが、道長さんはそれに反応しない。
「自分の理想のために他人を蹴落す。そういうヤツらが許せなかった…だから、仮面ライダー全員をぶっ潰す力を手に入れるんだ、！」
「関係ない人まで巻き込むなんて、逆恨みだよ！」
「黙れ！俺からしたら、どいつもこいつも変わらないんだよ、！」
道長さんはそんな悲痛な声を上げ、ラスボスの方へ向かっていくが、やられてしまった。
「みちなが、！」
『道長さん、！』
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作者名：しぃ | 作成日時：2023年9月8日 20時
