Noway! ページ33
目が覚める、サロンで眠るのは初めてだったから、慣れない天井に驚く。
そのまま身体を起こすと、道長さんがベッド近くの椅子に座っていた。
『道長さん、?』
「起きたか。」
『なんで、ここに、?』
「俺のせいでこんな事になったんだ…心配しちゃ悪ぃかよ。」
道長さんは、少し顔を赤らめると、目を逸らしてしまった。
『心配、してくれたんですか?w』
「元はと言えば俺の攻撃のせいだ。これで死なれたら釈然としねぇ。」
『以外w道長さんの事だから、ライバル減ってラッキーとかかとw』
「俺の事なんだと思ってんだよ!?」
道長さんはそう言って勢いよく立ち上がる。
『冗談ですってw私が寝てたのも、刀作っちゃったからですし』
そんな事を言うと、カーテンからツムちゃんが覗いてくる。
「その事なのですが、」
『ツムちゃん!?』
「そのバックルは、運営でも未確認のものでして…どうやらオーディエンスの方が貴方のために、と開発した物のようです…」
『オーディエンス、?』
「あ、これはまだ言えない内容なのでした、!忘れてください!」
そう言って、ツムちゃんはそそくさと去っていった。
その後、かくれんぼジャマトが現れたと報告を受け、戦闘へ。
景和くんと袮音ちゃんはジャマトライダーを、私と道長さんはかくれんぼジャマトを相手していた。
かくれんぼジャマトの幻惑を受け、私達は互いに攻撃し合う。
「またかよ…」
『ごめんなさい、!』
袮音ちゃんと、景和くんも加わり、景和くんのコマンドバックルを使った活躍によって勝利。
……エースとウィンさんが脱落した。
とある休日。暇つぶしに家を出ようとすると、家の前を通る道長さんが見えた。
『道長さーん!』
私の声で道長さんがこちらを見る。
私は急いで道長さんの元へ。
『ジョギングですか?』
「おう。お前は?」
『暇つぶしに買い物にでも行こうかと!』
「なるほどな、」
『一人で行ってもつまんないし、道長さんも行きません?』
「は、?」
『いや、嫌だったら良いんですけど、もし良かったら…』
道長さんは少し考えてから私の事を見てくる。
『あのー、』
「着替える。…家、来るか?」
道長さんの服装はジョギングをしていたから運動着。
『行きます!』
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作者名:しぃ | 作成日時:2023年9月8日 20時