Cords of Love (ページ25)

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わすれないやくそくページ25

夢を見て飛び起きた。

あの恐怖感が戻ってきたのだ。

恐怖感は次第に私を包み、身体の隅々まで恐怖が行き渡る。

幸い、今日は休日。特に予定もない。

すると、スパイダーフォンから着信音が聞こえる。

画面を見るとナーゴの文字。

『もしもし？どしたの？』

「今日休日でしょ？ショッピングでもどうかなって！」

彼女の声に安心したのか、私の体は恐怖の支配から逃れる。

『いいね！どこで待ち合わせする？』

「えっとー、11時に◯◯のショッピングモール！」

『おっけー！』

時計を見ると10時、私は急いで服を着替え、家を出る

ショッピングモールに着くと既に祢音ちゃんが待っていた

『ごめん！待たせた？』

「ううん！今来たところ！」

時計を見ると待ち合わせの10分前。

私が見ていたスマホ画面を見て祢音ちゃんがクスリと笑う。

「お互い、楽しみ過ぎたみたいだね！」

『そうだねw』

改めて祢音ちゃんを見ると、オシャレな黄色のワンピース。対して私は白Tにジーパン。オシャレの欠けらも無い。

そこからは、夢のことや、恐怖のことは忘れ、2人でショッピングを楽しんだ。

普段つるんでいるのが男共というのもあって、可愛らしいショッピングはとても新鮮だった。

気づくと、外はもう暗かった。私達は夕飯を外食で一緒に済ませ、それぞれ帰路に着いた。