Shooting star ページ23
「はい、なんでしょう。」
彼女はふわりと、何故か安心したように笑う。その笑顔が何故か酷く懐かしくて、たまらなかった。
「御用がないならこれで、失礼いたします。」
『また、デザイア宮殿で!』
「はい!」
彼女と私は、元気に約束を交わした。
私は、後ろにいるエースが微笑んでいることに気づかなかった。
-デザイア宮殿-
ーおめでとうございます!今日からあなた方は仮面ライダーです!ー
ツムちゃんの元気な声で、デザイアグランプリが開幕する。
参加者たちの中には、エースと道長さんの姿があった。
『エース!道長さん!』
「よ。ラビル。」
「お前も参加してたのかよ、」
いつもの笑みを浮かべるエースと、鬱陶しそうな顔をする道長さん。2人の顔を見て、戻ってきたんだな、と再認識する。
デザイアカードに書いた願いは、変わらず
-約束を果たす-
だった。今回は自分の意思で。夢での約束を、果たさなければ行けない気がしたから。
そんな時だった。ギターの音がして、陽気な声が聞こえる
「君に一目惚れだよ!ツムちやーん!」
その声のした方へ視線を向けると、髪にピンク色のメッシュの入った男の子がツムちゃんに告白していた。
そして初めて見た状況なのに、懐かしさを感じた。
ときどき感じる、この懐かしさは何なのだろう、。
第1回戦は海賊ゲーム。旗をジャマトから守らなきゃいけないらしい。旗を取ったジャマトはパワーアップするとかいうおまけ付き。
チームは完全ランダム。チームを組まされた人は初参加の方で、私はその人を庇う形で戦闘を開始した。
私たちに配られたバックルは、ドリルとブラッド。
私はブラッドを使って敵を倒す。チームメイトはいるけれど、それが守るべき一般人とほぼ同等なため、かなり状況は苦しかった。
『お願いだからちょっとでも戦ってくださいよ、!』
「無理だって!こんなこえーの耐えられるか!」
そう言うと、その人は逃げてしまった
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作者名:しぃ | 作成日時:2023年9月8日 20時