まばゆくひかる ページ22
ゆめをみた。
豪華な柱が立つ、知らない場で私を含む6人が何かを話している夢、私と、知らない7人で、綺麗な部屋で"また会おう”と約束を交わす夢。
そして何としても、その約束を果たさなければいけない気がした。
夢に新しい展開が増えた、?起きて最初にそんなことを考える。今まで感じていた恐怖感はなかった。
むしろ、なぜ恐怖を感じていたのか分からなかった。
「はよ!A!」
『おはよ政宗。ゆらより早いなんて珍しいじゃん』
「おう!ゆら追い越してきた!」
「ちょ、むねはやいって!」
『朝から元気だねwあ、そだ。夢が進化しました!』
2人の勢いに負けて忘れていた夢の話を出す。
「マジ?!聞かせろよ!」
「てか、また見るようになったのかよw」
最近は何故か夢を見なかったのだ。
原因は分からないけど。2人にはその事を話していたのでまた見るようになったことを笑われる。
歩きながら今朝の夢のことを話す。
「あれ、人数少なくね?」
「俺も思った。約束って奴の時より2人少ないんだな…」
『そうなんだよね、顔も、1度は見えたけど誰なのかは分かってないしね。』
結局、あの夢は何なのだろう。1度は掴めたような気がして、けど、全て忘れた。その時の記憶は曖昧で、けどそれは不思議に思わなかった。
「よぉ。A」
そんな声がして、後ろを振り返る。
声の主はテレビでよく見る、スター(略)の浮世英寿だった。
『エース、さん?』
「初対面と同じ反応だな。まぁ、無理もないか」
『ちょっと、何言ってるか分からないです、。』
訳の分からない事を言われ頭が混乱する。初対面?いや、今が初対面ですけど??
ただ、何故か彼と会うことが懐かしい気がしてならない。
「邪魔をしないでください、エース様。AA様、おめでとうございます。今日から貴方は仮面ライダーです。」
彼の後ろから来た、綺麗な女性。
彼女から手渡された箱を開けると、うさぎの絵の書かれた丸い物体と、白と黒の大きめな物体。
私の手は、導かれるかのように丸い物体に触れていた。
たくさんのきおくがながれこんでくる。
えーす、ねおんちゃん、けいわくん、みちながさん、。
『ツムちゃん!』
気付けば私は彼女の名を口にしていた。
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作者名:しぃ | 作成日時:2023年9月8日 20時