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あるいていくことしかできなくて、 ページ12

その日から、私の当たり前の日常が狂った。

朝起きて、ゆら達と学校に行って…そんな日常、そこに…奏斗くんが追加された。

なんでも、ゆらと意気投合したようで、そこから毎日、私達の中に、奏斗くんも入ってくるようになった。

「な〜A!今日さークレープ食いに行こーぜ!」
そして、最近政宗は、私だけをなにかに誘うようになった。
どうやら奏斗くんと反りが合わないらしい。

私としては3人でまた仲良くしたのに、それはしばらく叶わなそうだった。

「ねー、A。今日、2人で一緒に帰ろ?」
その日はめずらしく、奏斗くんからのお誘いだった。

「おっ、お前ら一緒に帰んの?じゃ、むね!帰ろーぜ。」
「は?!おいゆら!あいつにA渡すのかよ!」
と、2人は2人で賑やか(?)な会話を繰り広げながら帰っていく。

『…ゆらが聞き分けが良すぎる。』

「あー、それね。俺がそーだんしてたの。」

どうやら独り言が聞かれていたようだ。
話を聞くと、奏斗くんは前々から私と二人になりたいと話していたそうで、。

「って訳でさ。俺とデートしよ?」

少し警戒していたが、The高校生の放課後、と言わんばかりの充実した放課後だった。
ただ少し気になった所は、奏斗くんの距離が近いこと。
何故かお揃いのものを買おうとするし、写真も撮ろうとする。

「ねぇ、ここまでしてわかんない、?俺、Aのことが好きなんだけど。」
と、奏斗くんは顔を赤らめて、予想外の発言をする。

『かな、とくん、?』

「赤くなって、かわいい…。」

段々と、彼の顔を見るのが恥ずかしくなって顔を逸らす。これが、俗に言うムードって奴なのか、?

凄い恥ずかしくて、緊張して…。

他に誰もいない、2人の空間。
私の頬に手を当て、2人の距離が縮まる。

2人の距離が開いて、お互い顔を赤くして照れて、。

そんな時に、彼が一瞬悪い顔をした気がした。

そのさきのうんめい→←そらをみあげ



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作者名:しぃ | 作成日時:2023年9月8日 20時

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