そらをみあげ ページ11
物陰に隠れてデザイア宮殿へ向かう。
-第2回戦はゾンビサバイバルゲームです!-
今回のゲームはスコア制らしい。最下位はリタイアだそうだ。
しかも、噛まれるとゾンビになるというおまけ付き。おー怖い。
私は、相変わらずのプロペラ装備で戦いに挑むのだった。
1回戦は何事もなく終了。
中間結果では、ギーツ バッファ ...ナーゴ クウォッカ
といったランキングだった。
サロンには祢音ちゃんの明るい声が響く。
ほんと、凄いなぁ…。
休憩時間に少し席を外していると、ダ・パーンこと、墨田奏斗くんに声をかけられる。
「ねぇ。お姉さん1人?」
『はい、。ひとり、です。』
「お姉さんさぁ、あのノリ、ウザイと思わない?」
彼から伝えられた内容は、自分と手を組まないか、という事だった。
『私、そんなこと出来ないです…ごめんなさい。』
「そっかー、。お姉さんとなら仲良くやれると思ったんだけど…。」
そう言うと彼はまた別のどこかへ消えていった。彼の目が、少し怖かった。まるで、獲物を見つけたかのような目をしていた。
様々なことがあったが、結局、ゾンビサバイバルゲームで、脱落したのは、仮面ライダー クウォッカこと、土屋圭佑さんだった。
彼のことはよく知らない、ただ、ゾンビを恐れ、何も出来なかったようだった。
17人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しぃ | 作成日時:2023年9月8日 20時