Cords of Love (ページ2)

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ゆめのはなし。ページ2

私は、変な夢を見る時があった。
よくわからないけど、綺麗な部屋で、見たことも無い7人と"また会おう”と約束をする、そんな夢。

それともうひとつ、不思議なことがあった。
身に覚えのない記憶が沢山あること。
経験してないようなことばかりなのに、何故か懐かしい気がしてならない。

これは…なんなんだろう。

今日もあの夢を見た。

ただ、今日は一つだけ違う所があった。

今まではハッキリと見えなかった場所が見えた。
それでも、知らない所には変わりなかった。

あの場所は何処なんだろう、そんな疑問を抱えながらも支度をし、家を出る。

夢の場所を何とか思い出そうと歩いていると、
｢おーい！何しけたツラしてんだよw｣
と、後ろから陽気な声がする。友人のゆらだ。

『いや、なんか夢がいつもと違ってさ…』

1部の友人には夢の話をしてあった。ゆらは興味津々で話を聞いてくれたその1部だ。

｢マジ?!進展あったのかよ！聞きたい！｣
『進展って言ってもほんのちょっとだよ、？』
そう言っても、ゆらの興味は衰えないようで、キラキラとした目が私を捉えてくる。

｢おい！俺抜きで何楽しそうな話してんだよ！｣
と後ろから元気満々の声がする。
同じく夢の話をしていた政宗だった。

｢はよ〜！むね。Aの夢の話！進展あったらしいぜ!!｣

｢マジかよ！ってか、そんな話俺抜きでしよーとしてたのかよ、｣
と2人の仲の良さげな会話を聴き、やっと夢から覚めたんだな、という実感が湧く。

｢んで！A！夢の話！｣
そんなゆらの声で、思考が現実に引き戻される。

『あー、ごめん、！って言ってもほんとにちょっとだよ？』

｢いーから！ほら話せって！｣
そう言って政宗がキラキラとした目で話を催促してくる。
ほんとにしょうもない話なのだが、ここまで期待されると…話しずら過ぎる、。

ただ、話してみると、2人は凄い勢いで詰め寄ってきた

｢場所がはっきり見えたって！すげーじゃん！｣
｢ワンチャン特定できるんじゃね?!｣

と瞳を輝かせて私を見てくるものだから、私も少し、話すのが楽しくなっていた。