膝枕の話 ページ9
『ん〜…さちさん…眠くなってきた…』
福也「おいおいさすがに勘弁してくれよ?足痺れるから」
『ん〜…』
福也「起きろぉ」
そう言ってさちさんは俺の頬を軽くペチペチと叩いた。
_____事の発端は俺の頼みだった。
練習終わりに疲れきった俺は、さちさん…こと山崎福也さんに膝枕をしてくれと頼み込んでいた。
同期にはワガママやら筋肉赤ちゃんくらいしか居ないし、年上にもなんか特殊な人しか居ないので、俺が唯一甘えられるのは山崎福也さんというパパしか居ない訳だ。
『疲れを癒してくれるのはさちさんしか居ないんですぅ…お願いしますよぉ…』
福也「そんなこと言われても…」
と福也さんは言っていたが、しぶしぶOKしてくれたので、ご飯のあと膝枕してもらうことになったのだ!
というわけで最初に戻る。
寮の部屋に来てもらって、さっそくやって貰った。
「えーー」と言いながらもしっかり膝枕してくれたさちさんは「これどうなの?嬉しい?」なんて聞きながら出来るだけ動かずにやってくれている。嬉しいに決まってますよさちさん。
『あーー…最高…』
福也「そんないい?膝枕」
『膝枕がいいんじゃないんですよ。さちさんがしてくれるから嬉しいんですよ』
福也「お前…俺のこと大好きだな…」
『はぁい大好きです』
「そーかそーか」と言いながら膝枕に頭ナデナデが入った。
『撫でてもらうのとかいつぶりだろ…』
福也「今は子供みたいなもんだからな」
『あーーーー癒されるぅ…』
最高すぎる…
いつも一人で寝ているけど、ふとしたときに人肌が恋しくなるものだ。
膝枕に頭ナデナデとかいくらかかるんだろ…
『これオプションに値段かかります?』
福也「あーどうしようかなぁ」
『やめてくださいよ…』
冗談を言いながらさちさんと話す時間は至福だ。
徐々に体が癒されていくのが分かる。
『あ〜…』
福也「待て凪。起きろ。せめてベッド行くぞ」
さちさんが俺の名前を呼んでいるのは分かる…
でも返事出来ないや…
福也「凪…こりゃだめだ…」
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みんた - マウントを取る宮城くんかわよい…😭 (10月2日 22時) (レス) @page35 id: 5fbd44038e (このIDを非表示/違反報告)
あかい(プロフ) - ぱりぱりさん» リクエストありがとうございました!!しゅんぺーたのあのなんとも言えない可愛いお顔が大好きです😘 (8月19日 13時) (レス) id: 2b53464a18 (このIDを非表示/違反報告)
あかい(プロフ) - みんたさん» リクエストありがとうございました!!よわよわよちのぶ…これは癖になりますね(?) (8月19日 13時) (レス) @page28 id: 2b53464a18 (このIDを非表示/違反報告)
みんた - わぁい!悪夢のお話、採用ありがとうございます!!本当に嬉しいです…✨よわよわ由伸たのちんでいただけてよかったです☺️ (8月16日 23時) (レス) @page25 id: 5fbd44038e (このIDを非表示/違反報告)
ぱりぱり(プロフ) - しゅんぺーた推しなので、ぺーたが出てくれると嬉しいです!憧れの凪さんとご飯!とか、凪さんの隣に座っちゃったとか、凪さんにピッチング褒められたとか、内容は何でも大丈夫です!よろしくお願いいたします! (8月15日 21時) (レス) @page21 id: 69dbc4e79e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あかい x他1人 | 作成日時:2023年7月23日 23時