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『どうしたのこんな時間に』

俺を部屋へ招いて、ホットミルクを差し出した凪は優しく俺に言った

由伸「ごめん。迷惑だった?」

『いや全然?これからクッキーとか食おうかなって思ってた。』

明日休みだし〜と上機嫌で話している凪を見て、改めてあんなこと言わないんだと再確認した。
それでもやっぱりモヤモヤするもので。

由伸「最近さ、悪夢よく見るっつったやん、」

『あー言ってたね』

凪にはあらかじめ相談していたので、そのあとからは早かった。

_______________

いきなりきた由伸に少し驚いたけど、まぁ話し相手ができたな〜くらいにしか思わなかった。
一口ホットミルクを飲むと由伸は、「最近さ、悪夢よく観るっつったやん」と話し始めた。

由伸「真っ暗な部屋に俺が一人で座っててさ、しばらくすると凪とかが前から来んの。何かと思ったら俺に暴言吐いてさ、そこで目が覚める。」

え、原因に俺が居る。

驚きが隠せないけど、なによりその俺に腹が立った。
俺たちの旦那に俺たちは何をいってるんだ…

『なにそれ。まじで腹立つんだけど』

由伸「せやろ?だけど怖くてさ、凪たちはそんな事が言わないって分かってるんや。でも確認したくなってもた。ごめんなほんと。こんな夜中に。」

怖い思いをしたのは由伸なのに、そんな風に申し訳なさそうに「ごめんな」なんて謝られてしまっては、母性がくすぐられる。

『ぜーんぜんいいよ。むしろ来てくれて良かった。そんな怖いまま寝たくなかったでしょ。』

そういうと由伸は「うん」と返事をした。

_______________

俺が急に来て、急に話たうえに泊まっていい?なんてきいても凪はいいよと言ってくれた。
2人でならんで歯磨きをして、先にベッドに行っていた凪があぐらをかきながら俺に向かって『おいで』と言ってきた。
いつもなら「あかちゃん扱いすんな!」とか言いたくなるけど、いまは、今だけは誰かに甘えたかったから素直にあぐらの中に入ると凪は『おっ素直だね』とニヤニヤしながら言ってきた。
「うっさい」なんて言いながらも抱きつくと、凪も背中に手を回してくれて。

『由伸。辛かったら頼っていいんだよ。お疲れ様。苦しかったね』

背中をポンポン叩きながらそう言ってくれる凪の優しさが心にきて、今までの思いが溢れた。
そのまま一思いに泣きわめいた後の事は覚えていない。気がついたら朝だった。

、→←リクエスト、Bs18と悪夢の話



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みんた - マウントを取る宮城くんかわよい…😭 (10月2日 22時) (レス) @page35 id: 5fbd44038e (このIDを非表示/違反報告)
あかい(プロフ) - ぱりぱりさん» リクエストありがとうございました!!しゅんぺーたのあのなんとも言えない可愛いお顔が大好きです😘 (8月19日 13時) (レス) id: 2b53464a18 (このIDを非表示/違反報告)
あかい(プロフ) - みんたさん» リクエストありがとうございました!!よわよわよちのぶ…これは癖になりますね(?) (8月19日 13時) (レス) @page28 id: 2b53464a18 (このIDを非表示/違反報告)
みんた - わぁい!悪夢のお話、採用ありがとうございます!!本当に嬉しいです…✨よわよわ由伸たのちんでいただけてよかったです☺️ (8月16日 23時) (レス) @page25 id: 5fbd44038e (このIDを非表示/違反報告)
ぱりぱり(プロフ) - しゅんぺーた推しなので、ぺーたが出てくれると嬉しいです!憧れの凪さんとご飯!とか、凪さんの隣に座っちゃったとか、凪さんにピッチング褒められたとか、内容は何でも大丈夫です!よろしくお願いいたします! (8月15日 21時) (レス) @page21 id: 69dbc4e79e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あかい x他1人 | 作成日時:2023年7月23日 23時

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