運命的な？

、 ページ2

由伸「可愛すぎやろあんなん…」

早めに足を動かしながら一人呟いた。
凪が風邪を引くなんて初めてじゃないか？
なんか赤ちゃんみたいでちょーー可愛かった。
ずっと見ていたい。

冷えピタなら、自分の部屋の冷蔵庫に入れてある。
一刻も早く帰ってあげたい…なんか子持ちみたいだな。
急ごう。
＿＿＿＿

冷えピタを持ち、ゼリーを持ち、いっそいで帰ってきた。
部屋に入ると凪が相変わらずだるそうにソファに横たわっていた。

由伸「凪。帰ってきたで。」

『ん…お帰り…』

熱であまり動かない顔を必死に動かして、ヘニャヘニャな笑顔で凪はこっちを見てる。
可愛すぎる。(本日２度目)
いつもキリッとした顔立ちの凪が、ふにゃふにゃになっている。可愛い。

由伸「ゼリー持ってきたけど、今飲めるか？」

『んーー…今はやだ…』

由伸「今飲んどかないと、後で1人で動くのしんどいやろ？」

『えっ由伸またどっか行っちゃうの…？』

クリクリの目がうるうるとしてきた。

由伸「あーー…そりゃ練習あるし…」

『行かないで…』

うわーーー寂しそう。可哀想。

由伸「…とりあえず監督に言ってくるから。ベットに移動しよな」

『んーー』

由伸「すぐ帰ってくるから。すぐ。すーぐ帰ってくるからちょっと待ってな？？」

『すぐね？』

由伸「すぐや。」

『ふふ…うん。待ってる。』

＿＿＿＿＿＿＿＿


由伸「監督お願いします！！！凪は俺やないとダメなんですよ！！！！」

監督「いやそんな事言ったって…」

由伸「お願いします！！！」

監督「〜分かった！いいよ行ってこい！！今凪の部屋に医者送るから！！」

由伸「やった！！！ありがとうございます！！」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

由伸「凪〜？今日は俺、ずっとここに居るからな？」

『え？練習は？』

由伸「休んできた。」

『…ふふ…ありがと…』

ゼリー飲ませた、お粥もつくった、タオルも変えた。完璧！

後は様子見ながら凪の顔見てようかな。

『ね、よしのぶ？』

由伸「ん？ここに居るで？」

『…一緒に寝よ？』

由伸「彼女か…ええよ。隣お邪魔しまーす」

『んふふ…由伸隣だと安心する…』

由伸「なんやそれw」

あーーー

ずっと続かないかな。この時間。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
凪はただの風邪だったから翌日には治った。
起きてから凪は『忘れてください…』と偉く照れていた。可愛かった。お見舞いにいったら凪と由伸が一緒に寝ている現場をみた颯一郎から俺とも！って迫られてた

お！！→←風邪。

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