サボりじゃない ページ9
侍ジャパンが全員揃い、
いよいよ練習が始まった。
(ちなみにダルビッシュさんには会った。
勿論サインも貰ったし握手もしてもらった。
なんならダルさん呼びの許可も貰った。)
なんか、友達と自主練してるみたいだ。
勿論、颯一郎とか由伸とか大弥とかは毎日毎日飽きるほど見ているけど、なんだかんだ言って哲人さんとかの練習姿初めて見た。
いつもふざけてるししつこいのに練習は集中してんなーと思って居ると、バッティングを終えた哲人さんが近寄ってきた。
哲人「なんやそんな熱心に見つめられたら穴あくわ」
『別に熱心に見つめてません』
哲人「嘘やな？気づいとるからな？」
『…ﾁｯ』
哲人「舌打ちすんなーーー
てかお前ピッチングじゃないん？」
『休憩中でーす』
哲人「サボってんの？」
『違いまーすずっと座ってるから足痛くなるんすよね』
哲人「へー」
『興味ないですね』
哲人「あるある
なんもやんないんやったらちょっと打てば？」
『えーいいんですか？』
哲人「打ってこい打ってこい」
お言葉に甘えて気分転換に打たせて貰うことにした。
バッターボックスに入るとなんか緊張する。
しっかり構えて
哲人「おーー飛んだ飛んだ」
『やーやっぱりスッキリするっすね』
哲人「ずっとバッティングしてたいわ」
『俺もっす』
翔平「凪ーーーー！！！どこだ！！！！」
『げっ』
休憩という名のサボりがバレる。
翔平のピッチングは時間がかかる。
ちょっと足休めをした瞬間に「座って！」なんていうクソガキっぷりだ。
もうちょっと休みたい！！！
哲人「ここにおるでー」
『ちょ、哲人さん！』
翔平がこっち向いた。
なにあれ首どうなってんの？！
『やべぇ！』
翔平「あ！待てクソガキ！！！！」
『翔平も人の事言えないだろ！！！』
逃げろ逃げろ！！！
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
(なんで逃げんの？)
(翔平足はや…)
(逃げる獲物は追いかけたくなるっていうじゃん)
(はぁ…)
(ほらほらピッチング行くぞ！！)
(あああぁぁぁぁ…)
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作者名：あかい x他1人 | 作成日時：2023年7月3日 0時
