運命を乗り越えて。

会見 ページ45

『…うわーちょっとまって超緊張する監督ネクタイ曲がってません？』

「だから曲がってないって！しつこいわ！」

『緊張するよ〜!!!!あー!!!!』

「うっさいなぁもう！！」

という訳で。
あっという間に会見です。
実はオリックスの人達にもメジャー行くこと行ってないんですね。
帰国して、当日にポスティングを承認していた事を発表して、今日正式に公言する。
チームは翔平によるから、シーズン終わりに発表しようと思ってる。
まだ今シーズンはいるけど、
いざとなるとやっぱり寂しい物だ。

うわ、そういうこと考えてると泣きそうになるんだった。
辞めよ。



『急な報告にも関わらずお集まり頂き、誠にありがとうございます。この度、私林川凪は＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿』




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

由伸目線

「…」

テレビに映し出された同期を見て、はぁとため息をついた。
言ってしまった。
凪は来シーズンからもう居ないと。

「…そ。じゃあ勝たなあかんな。」

自分が試合前に言った言葉が頭の中に響いてる。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿あれであっていると、思うことにした。

あそこで「行かんといて」なんて言ったら、どれだけ凪を困らせたことやろう。
我ながらアドリブに関心する。

そうだ。
ええんや。これで。
自分の思いなんて、出さなくていい。
まだ今シーズンいるんやから。
まだまだたくさん、思い出を作れば、きっと。
こんな気持ちも消えるんやろうから。

「…凪」

でも
テレビに映し出された凪は
真面目な顔をして、記者の質問にしっかり受け答えしていて。
いつの間にこんなに喋れる様になったんやなとか思ってしまう
自分も嫌いで。

この真面目な顔をした凪が好きなのも
事実で。

もう何もかも忘れさせてくれ。



叶わない思いを、心の中だけで打ち明けた。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


はい！

時間というものは早いもので！WBCが終わったらすぐ日本シリーズですね！！！
反省してます。
で、迷ってて。
後5話で終わるかな〜!!!!って言うのが率直な思いです。
今とても困ってます。
これは完結にしたいから、なんとか5話でおさえます。
頑張ります!!!!

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