検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:45,772 hit

痛い ページ21

韓国戦は、ちょっと言葉が厳しくなるかもしれません!
ご了承ください。

_______________

ヌートバーの声出しにより、少しは和んだものの相変わらずの緊迫の空気の中、試合が始まった。

日本は後攻。先発はダルさん。
3回表でツーランホームランを浴びてしまい、ダルさんはマウンドを降りた。
3点の先制を許す3回裏。
ここで雰囲気がガラリと変わった。
ヌートバー、近さんコンビが連打し、仕上げにまささんの長打ですぐさま逆転をした。

_____いや、この人達が敵じゃなくて良かったと心底感じる。

その後も少しずつ点を入れていき、順調に試合が進んでいたその時。
とんでもないことが起きた。

源さんが走者の場面、2塁牽制をしたあと韓国側がタイムを取った。
すると、源さんがベンチにもどって来て裏に入っていったのだ。
直感で感じた。

源さん、何かおかしい。

急いで着いていくと、源さんは薬を飲んでいた。
そして手に目をやると。

あきらかに正しい位置に指が備わっていない。
向きがおかしい。
痛々しい指に包帯をまいている源さん。
すると不意にこちらを見た。

源「お。凪。」

『…源さん、それ…』

源「あーーちょっといっちゃったわ。大丈夫だよ。ちょっと痛いくらい。」

『…』

源「大丈夫だよ。…ごめんね。」

『源さんが謝ることじゃないですよ…』

源「大丈夫。俺走るから。」

『どうせ止めても行くんでしょ。…無理だけはしないでくださいね…?』

源「わかったよ。行ってくる。」

あの人は毎回無理をする。
もう、勘弁してほしい。寿命が縮まる。



結局この回は何もなく進んでいった。
源さんは、テーピングを巻いたまま試合にで続けていたのだ。
ほんとうに、源さんには頭が上がらない。

ちょっとだけ怖い→←序章



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (82 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
312人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あかい x他1人 | 作成日時:2023年7月3日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。