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序章 ページ20

侍ジャパンが練習を初めて、数週間経った。
約束していた朗希とのピッチングもしっかりやった。(あの時の朗希の顔は一生忘れないと思う。)

日本のチームとも練習試合をし、準備は万端。


負けるつもりはない。


今まで、これだけの為に頑張って来たのだ。






まず初戦の中国。

俺は翔平と先発で出場した。
結果は8対1と、上々の出だし。

問題は韓国戦だった。
韓国とは以前負けた経験があり、その際の無礼極まりない行為に日本側はとても怒っていた。
その上今回の試合前から、なんかよくわかんないけど翔平に当てる!的な宣言をしていたそうだ。
こちらからしたらたまったものじゃない。
翔平は日本の国宝だぞ。傷付けられたら国民全員が激おこになっちゃうぞ。
そんなこんなで、ベンチはいつもよりピリピリした雰囲気になっていた。

『ねぇ?この試合に翔平出しちゃって大丈夫なんかな?』

翔平「みんな心配し過ぎじゃない?俺だって避けるから大丈夫だよ。」

『うーん…よくわかんないわ。肩は気をつけてね』

翔平「なんか凪は心配しなさ過ぎな気がするんだけど…てか凪も出るんだから!」

『んえ。だいじょぶだよ。内角攻められたら睨み散らかしとくからさ』

翔平「スポーツマンシップ。ここ大切。」


俺たちは特に緊張していない。
でも意外と緊張してたほうが打てたりするものだ。
いやー翔平大丈夫かな。

痛い→←なぜなのか。



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作者名:あかい x他1人 | 作成日時:2023年7月3日 0時

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