思わぬ出会い ページ12
部屋を出て、誰もいない廊下を静かに歩く。
現在5時半。起きてから1時間ほど経ちました。
いつもはザワザワしている廊下が、なんの音もしないのは違和感だったが、なんか特別な感じだった。
ホテルを出て、ゆっくり歩く。
走ろうかとも思ったけど、体起きなかった。
静かに歩いていると、前から誰かが走ってきた。
朝から凄いなぁなんて思っていると、声を掛けられた。
「あれ、凪?」
『…翔平?』
翔平「珍しいね。早起きじゃん?」
『目が覚めた。二度寝出来なかったし』
翔平「俺と会うために早起きしたんでしょ」
『違いマース自意識過剰も程々にしてくださーい』
軽く会話を交わす。
_______翔平って、こんな早い時間から走ってたんだ。全然知らなかった。
翔平「ねー凪今日何すんの?」
『今日はバッティング。翔平教えてくんね?全然打てん』
翔平「えーどうしようかな」
翔平って、昔からそうだけど努力の塊だ。
みんなの見えないところで、自分の為に努力をしている。
決して褒められたいという理由ではない。
自分が成長したいから、努力しているのだ。
俺も見習おう。
___________
(今日朝ごはんなんだろ)
(パンがいいなぁ)
(パンは朝ごはんじゃないって!)
(立派な朝ごはんですー)
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作者名:あかい x他1人 | 作成日時:2023年7月3日 0時