運命を乗り越えて。

目覚め ページ11

『うーん…』

いつもとは違う感覚で、目が覚めた。
外はまだ暗く、時刻は4時半。
二度寝は出来なそうなので、風呂に入ることにした。

『ふぅ…』

やっぱりお風呂はいいな。
スッキリする。
特にやることも無いので、少しスマホを開く。


おぉ、俺と翔平の写真だ。こんなのいつ撮ったんだろ。

スマホは最近開かなかったので気が付かなかったが、ネットニュースは侍ジャパンの事でいっぱいだった。

『すげー…』

まだ練習始まっただけなのにこの記事の量。
その大半は翔平のことだった。

俺は、翔平の隣に居ていいのだろうか。

こんなに有名で、愛されていて、実績もある人間の隣にいると、さすがに自己肯定感下がる。

バッティングに関しては俺は下の下だ。

唯一の得意分野はバントだし。いやバントも凄くね？



色々考えてたらわかんなくなった。ちょっと散歩いこ。

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