87話「勝ち」 ページ39
炭治郎「逃げるな卑怯者!!逃げるなァ!!いつだって鬼殺隊はお前らに有利な夜の闇の中で戦ってるんだ!!生身の人間がだ!!傷だって簡単には塞がらない!!手足が戻ることもない!!逃げるな馬鹿野郎!!馬鹿野郎!!卑怯者!!お前なんかより煉獄さんの方がずっと凄いんだ!!煉獄さんは負けてない!!誰も死なせなかった!!戦い抜いた!!守り抜いた!!お前の負けだ!!煉獄さんの勝ちだ!!」
炭治郎「うあああああああああ!!あああああ!!あああわああああ!ああああ...うぅううっ...」
『うぅ...グスッ...猗窩座!!お前には私と炭治郎!!鬼殺隊のみんなで絶対に刃をふるって倒してやる!!』
煉獄「もうそんなに叫ぶんじゃない。腹の傷が開く君達も軽傷じゃないんだ。竈門少年が死んでしまったら俺の負けになってしまうぞこっちにおいで最後に少し話をしよう。思い出したことがあるんだ昔の夢を見た時に。俺の生家、煉獄家に行ってみるといい。歴代の"炎柱"が残した手記があるはずだ父はそれを読んでいたが...俺は読まなかったから内容がわからない。君が言っていた"ヒノカミ神楽"について何か...記されているかもしれない」
炭治郎「煉、煉獄さん。もういいですから。呼吸で止血してください。傷を塞ぐ方法はないですか?」
煉獄「無い。俺はもうすぐに死ぬ。喋れるうちに喋ってしまうから聞いてくれ。弟の千寿郎には自分の心のまま、正しいと思う道を進むよう伝えて欲しい。父には体を大切にして欲しいとそれから竈門少年俺は君の妹を信じる。鬼殺隊の一員として認める。汽車の中であの少女が血を流しながら人間を守るのを見た。命をかけて鬼と闘い人を守る者は誰がなんと言おうと鬼殺隊の一員だ。胸を張って生きろ。己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと心を燃やせ歯を喰いしばって前を向け君が足を止めて蹲っても時間の流れは止まってくれない。共に寄り添って悲しんではくれない。俺がここで死ぬことは気にするな柱ならば後輩の盾となるのは当然だ。柱ならば誰であっても同じことをする若い芽は摘ませない。竈門少年、猪頭少年、黄色い少年もっともっと成長しろそして、今度は君たちが鬼殺隊を支える柱となるのだ俺は信じる。君たちを信じる。」
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紅葉(プロフ) - ののかさん» 可愛い、、、 (2020年7月3日 20時) (レス) id: 777c44a6f7 (このIDを非表示/違反報告)
ののか(プロフ) - アヲイさん» うわぉ!まじじゃないですか!!すごく恥ずかしいです笑 (2020年7月3日 20時) (レス) id: 7362fd32bd (このIDを非表示/違反報告)
アヲイ(プロフ) - ああああああああ!萌え死ぬぅぅぅ! (2020年6月14日 19時) (レス) id: 777c44a6f7 (このIDを非表示/違反報告)
アヲイ(プロフ) - 48話の木にぶつかったが、気にぶつかったになってました!後、面白いですね! (2020年6月14日 18時) (レス) id: 777c44a6f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ののか | 作成日時:2020年4月5日 20時