第一回順位発表式�� ページ7
no side
貴方「 私は、PRODUCEX101においてXの存在だと放送されましたよね。実はそれが、凄く負担でした。周りからの視線が怖かったけど、ステージに立たないことなんて出来なくて 」
少女の言葉に「To My Youth」の歌詞がふと思い浮かんだ練習生たち。
すでに少女につられて泣き出すメンバーもいた。
貴方「 順位が出るたびに、ステージに立つなと言われているみたいで………何をしても、愛されない気がして、辛かったんです。でもそれをこうして言葉には出来ないじゃないですか 」
何人もの練習生が彼女の名前を呟き、涙を流す。
国民代表も、少女の様子に涙を堪え切れず目頭を押さえた。
貴方「 努力は報われないかもしれない。それでも、努力無くして夢は掴めない。そういったことを私が今ここに立っていることで証明し、これを見てくださっている誰か一人にでも届けばいいと思います。私に投票してくださって本当にありがとうございます！国民プロデューサーさん愛してます！」
少女はその、今にも壊れてしまいそうな小さな心を抱えながら沢山のものと戦ってきた。
血を吐くほどの練習、大きなプレッシャー、なくならない誹謗中傷。
たった一人で抱えるには大き過ぎるそれを、無理して抱えていた。
悲しかった。辛かった。だけどその前に、認められないことが悔しかった。
だから、死ぬほど練習をした。
貴方「 これからも努力し続けるユンAでいるので、ずっと手を離さないでくださいね？」
約束ですよ、と愛嬌を見せる少女は、もう泣いてばかりだったあの頃とは違う。
涙を溜めながらも、眩しいほどの笑顔を見せるアイドルだ。
…後にこの時の写真がSNS上で「天使降臨」というタグと共に世界中に広まりトレンド入りするなんてことはまだ誰も知らない。
代表「 おめでとう！」
感想タイムが終わり、席に着く。
イジヌと手を繋いで歩き、その後少女は大好きな兄の元へ。
「 オッパ……っ」
SW「 おめでとう。本当に、よく頑張った 」
抱き合いながらワンワン泣きじゃくる少女をまるで兄…いや、父のような微笑みで抱き寄せるスンウ。
SW「 一人で上がれる？」
「 …うん。オッパ、」
SW「 ん？」
「 次は一緒に。最後も、二人一緒だよ？」
SW「 …ああ、頑張ろうな 」
X。それは無限大の可能性。
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かんめい(プロフ) - 続きが見たいです！更新待ってます！頑張ってください！ (2019年9月19日 8時) (
レス) id: 969093f59d (このIDを非表示/違反報告)
ky3mzk(プロフ) - コメント失礼します。楽しんで読ませていただいていました。私も1pickが脱落してしまいお気持ちお察しします。好きな作品でしたので削除ではなく更新停止で残しておいていただけたら嬉しいな、と思っております。素敵な作品ありがとうございました。 (2019年7月14日 14時) (レス) id: ae80716b34 (このIDを非表示/違反報告)
やお(プロフ) - 初コメ失礼します！毎回お話が面白くて更新楽しみにしてました！11話は衝撃が大きくて作者様の心中お察しします。我儘になってしまって申し訳ないんですが、この作品はすごく大好きな作品なので是非とも残して置いて欲しいです。素敵な作品ありがとうございました！ (2019年7月14日 4時) (レス) id: 57c81d2d41 (このIDを非表示/違反報告)
米 - わたしもマンネline大好きなんですよー！！長く書いてくださるとありがたいです(笑) (2019年7月11日 6時) (レス) id: 287298b1ac (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - モモさん» そう言っていただけて嬉しいです(^ ^)ウンサンくん書かせていただきますね！これからも今作品を宜しくお願い致します。 (2019年7月11日 3時) (レス) id: af8c04ac3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海月 | 作成日時：2019年6月26日 3時
