放っておけない�� ページ32
JH side
二人で公園を歩くこの時間は何だか不思議だ。
早朝だから人が本当に少なくて気を張らなく済む。
少し無言のままゆっくり歩いていたら、何だか気配が薄く感じた。
「 っ…ヌナ、！」
横目で見て正解だった。
眠たかったのか、ふらついたその身体に腕を伸ばす。
貴方「 わっ、」
大きな目をパチパチと何度も瞬きした後ふうっと息を吐いた。転ぶ時、咄嗟に息を止めるタイプなんだろう。
「 手、繋ぎますか？」
貴方「 …ごめんジュノ」
了承と捉えて、小さな手を握る。少し前を歩いてエスコートしながらチラッと振り向くと、申し訳なさそうなヌナの表情が見えた。
眉をキュッと潜めたその顔が、僕の心を掴んで離さないんだ。何でこんなに可愛いって思っちゃうんだろう。ヌナって人誑しだ。無表情のくせに花なんか纏ってふわふわして、急に笑って人を落とすんだもん。
「 ヌナってなんか…放っておけないんですよね」
貴方「 それは、なんで？」
「 うーん……」
二人きりでこうして話すのはいつぶりだろう。
デビュー評価の時以来かな？
肩を並べて歩いてやっと、自分より小さくて華奢だということを気づかされる。それだけ、憧れてるから。背中が大きく頼もしく見えるから。
知ってるんだ。僕も表情が出ないタイプだから、ヌナが沢山我慢して、本当は泣いてること。
その表情の変化に気づいてる人がいるって知っていてほしい。負担を少なくしたい。無くせなくても、ヌナの役に立ちたい。
たった五年だ。僕が、ヌナの手を握れるのは。
「 好き…だからかな、ヌナのこと」
貴方「 うん、私も好きだよ？」
覗き込んだ顔。こんなに近くになってもキョトンとしてるあなたのこと、守りたいなって思うから。
「 ヌナのどんなお願いも全部叶えてあげます」
貴方「 へ？」
ヘーゼルの瞳が僕を見つめながら揺れる。
そうやって、少しでも動揺を与えることが出来る僕なら、あなたの心に少しでも割り込めるだろうか。
ミニと仲良くするあなたを見て、子供っぽくヤキモチを焼いたと言ったら、どんな顔を見せてくれますか？
…なんて。そんなこと言わないけど。
「 だから、ずっとそばにいてくださいね。」
貴方「 …別にお願いを聞いてくれなくてもそばにいるよ？」
「 それは…嬉しいですね 」
貴方「 あ、ジュノ私あのアイス食べたい」
「 ふふ。喜んでお伴しますよ 」
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みみた(プロフ) - もう更新はしないのでしょうか？すごく可愛いのでもっとたくさんみたいです！ (2019年10月22日 14時) (
レス) id: 46b66be466 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - めっちゃ可愛かったです（；＿；）！ありがとうございます！ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 02e4e3b946 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 海月さん» ありがとうございます！楽しみにしております！ (2019年8月16日 12時) (レス) id: 02e4e3b946 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - ソラさん» リクエストそして細かく有難うございます(><)ウンサンとヒョンジュンに少し頑張ってもらおうかな…と思っております！執筆中ですので、可愛らしくもかっこいいお二人を書けるよう頑張ります！ (2019年8月16日 1時) (レス) id: af8c04ac3f (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - ちなみに、ウンサンヒョンジュンはヤキモチ妬きなのでほんわかしてにこにこな2人が、どこ行くの！ってぷんすかして何するにも着いてくるって言うのが見たいです (2019年8月13日 3時) (レス) id: 02e4e3b946 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海月 | 作成日時：2019年7月23日 23時
