お姫様とヒーロー�� ページ28
no side
控え室に帰ってきて、Aの姿がないことに強い動揺を覚えるメンバー達。
いち早く冷静にマネージャーに連絡するウソクを横目に、あまり冷静ではなさそうなヨハンとミニを落ち着かそうとするスンヨンにスンウは申し訳なく思った。
リーダーなんだから、しっかりしないと。
そう思ってまた、拳を握りしめる。
SW「 …一先ず、Aがどこへ行ったのかを突き止めよう。この広いテレビ局の中で無闇に探すのは得策じゃない 」
WS「 僕もそう思います。恐らく、遠くには行ってないはず。それでいて、ドヒョンと会っていないということは、道は絞れますから 」
SY「 あ、俺メイクさんに聞いてくるよ。目撃情報を集める！」
HG「 俺も行きます！」
SY「 ん、じゃあ行ってきます！」
勢いよく飛び出した二人に安堵の溜息を吐く。思っていた以上に年上組は冷静で安心したのだ。
おかげで自分も冷静になれた。じっ、と考えて思い浮かぶのは２つ。
SW「 目撃情報によるが、俺の考える仮説は３つだ。Aの知り合いが訪ねてきて、そのまま一緒にどこかで話してる。もう一つは、一人で出て行って迷ってる。この二つが有力だと思う」
YH「 ヒョン、三つ目は？」
SW「 三つ目は…」
スンウの拳に、力が入る。
これから言うことはあくまで仮説であり、最も確率の低いこと、だけど、最も最悪なことだった。
ただでさえ不安に震えてる弟達を前にして話してもいいものかと一瞬戸惑うも、真剣な表情のヨハンに負けて、言葉を続けた。
SW「 三つ目は……何らかの事故に巻き込まれた可能性がある。」
MH「 それ、って……」
SW「 もっと簡単に言うと、誘拐だ。」
DP「 っそんな…！」
ES「 ヌナっ………」
俺の言葉に泣き出すヒョンジュンとドヒョンを抱き寄せるジュノの目にも涙が浮かんでいる。
SW「 俺たちはこれからヒョンとAを探す。だからお前たちは、ここでAを待っていてほしい」
MH「 っ、僕も探します！」
SW「 だめだ 」
MH「 どうしてっ、」
SW「 お前達がまだ未成年だからだ 」
頼む…と小さく声をこぼせば、納得いってなさそうだったミニが目に浮かべた涙を腕で拭って真っ直ぐ俺を見つめ、頷いた。
SY「 ヒョン！」
そして、俺たちは帰ってきたスンヨンから衝撃の事実を聞かされることになる。
SY「 Aが……背負われてたのを見たって人が…っ！」
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みみた(プロフ) - もう更新はしないのでしょうか？すごく可愛いのでもっとたくさんみたいです！ (2019年10月22日 14時) (
レス) id: 46b66be466 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - めっちゃ可愛かったです（；＿；）！ありがとうございます！ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 02e4e3b946 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 海月さん» ありがとうございます！楽しみにしております！ (2019年8月16日 12時) (レス) id: 02e4e3b946 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - ソラさん» リクエストそして細かく有難うございます(><)ウンサンとヒョンジュンに少し頑張ってもらおうかな…と思っております！執筆中ですので、可愛らしくもかっこいいお二人を書けるよう頑張ります！ (2019年8月16日 1時) (レス) id: af8c04ac3f (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - ちなみに、ウンサンヒョンジュンはヤキモチ妬きなのでほんわかしてにこにこな2人が、どこ行くの！ってぷんすかして何するにも着いてくるって言うのが見たいです (2019年8月13日 3時) (レス) id: 02e4e3b946 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海月 | 作成日時：2019年7月23日 23時
