第１５２話〜水上side〜 ページ8
………キス、された？
山辺「いい顔するねぇ、水上くんは」
水上「ビクッ))…な、なん、で」
山辺「ど〜も許せないんだよね
ぽっと出のクセに伊吹くんの隣にいてさぁ、、」
水上「…ッ、」
怖い、、怖い、、ッ
相手が男だから西園寺さんのときよりもずっと怖い
誰か、、誰か、ッ
山辺「じゃあさ、取り引きしない？」
水上「え、」
山辺「この写真処分する代わり、
今日から東大王で負ける度に、俺のオモチャになる」
……え？
水上「…お、もちゃ？」
山辺「伊吹くんと最後までヤったならできるよね？」
水上「そんな条件のむわけ、ッ」
山辺「じゃあこの写真、メディアに流すよ？」
…ダメだ、そんなことしたら、、ッ
せっかく今まで積み上げてきた伊吹の努力が、、
水上「…分かり、ました」
俺が我慢して、伊吹が救われるなら、、
俺の貞操ぐらい、いくらでも..
「あ！いたいた！！」
水上、山辺「「！？」」
静寂な廊下に響き渡る声に肩を震わせた瞬間
グイッと壁との間から引っ張られて
「どこに行ったと思ったらすーぐこれなんだから、、
ホント、颯はモテモテなんだからさぁ」
水上「！？」
な、なんで、、
貴方「あ、山辺さんお疲れ様です！」
なんで？
なんで？
山辺「や、やぁ伊吹くん
今水上くんと大事な話をしている途中なんだ」
貴方「話？…そうなのか？」
水上「ぁ、、うん」
顔見れない、、
貴方「…ああなら仕方ないですね
んじゃ、話の続きどうぞ」
水上「ぇ、」
山辺「わ、分かってくれるかい？」
……やっぱり、俺が誰に襲われようが関係ないよな
じゃあこんな中途半端に助けんなよ
失礼します、と本当に行ってしまった背中を見る
山辺「…じゃあ水上くん、ここ入って」
ガチャ、と開けられた会議室に入ると
山辺「じゃあ取り引き成立の証拠として、
水上くんからキスしてよ」
ふざけんなよ
なんで、、
山辺「写真」
水上「…ッ、、ん、」
山辺「ほらほら、舌入れて」
水上「ん、ふ、、ッハァ」
伊吹にも自分からキスしたことなんてあまりないのに
なんで、((..ピ、カシャッ
山辺「はい、動かぬ証拠ゲット」
携帯画面に映る画像に新たに冷や汗が出る
…あーもう、、なんでもいい
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作者名：芋ケッピー | 作成日時：2020年3月20日 9時
