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第157話 ページ13

水上「いきなり何、」



むす、と顔をしかめて目を細める



貴方「濡れたついでだ、先に風呂入れ」


水上「え、」


貴方「着替えも、テキトーに置いとくから」



…つってもまぁ、


俺が目を覚ましてからここに来るの初めてだから


着替えどころか、どこがどの部屋なのか知らないしな



水上「いやだから..((貴方「さっさと入れ」あ、」




ガチャン、とドアを閉めて廊下にでる


…とりあえず先に自分の部屋探さねーと、、



ガチャ、ガチャと部屋ごとにドアを開け続けて



貴方「…ここっぽいな」



ベッド、勉強机、壁一面に敷き詰められた本


部屋の本棚には台本が並べられているって本当?って


スタッフさんに聞かれたこともあったが、、



貴方「…こんな量の本読んでたのかぁ、、苦笑」



台本らしきものはなく、圧倒的に小説が多い


あと、医学系の分厚い本?辞典?か知らないけどある


大学で医学部に在籍してるって父さんも言ってたし..



…おっと、そうだ着替えだったわ



クローゼットからテキトーに引っ張り出して


脱衣所に着くと、ぼーっと突っ立ったままの水上颯



貴方「なんで入ってねーんだ」


水上「ビクッ))ぇ、あ..」



振り返って目が合った瞬間視線を外す


…なんだよ、なんで入らねーんだよコイツは!



貴方「ハァ、とりあえず着替えここ置いとくから


さっさと風呂入れ..((水上「ま、待って!!」あ?」



着替えを置き、ドアノブに手をかけようとすると


ぐっと後ろに引っ張られる感覚



貴方「なんだよ、服伸びるだろうが」



水上「あ、いや、その、、こ、ここ」



貴方「は?何」




ぎゅう、と裾を掴んでから下を向き



水上「一人だと、思い出す、から、、ここにいて」



……ああ、なるほどな



貴方「ハァ、、早く出てこいよ」



水上「え、」



貴方「向こう向いとくから、


さっさと服脱いで、さっさと風呂入れつってんだよ」



水上「あ、、うん」




了承するとは思わなかったのか


今度はぽかんと見上げる水上颯に



水上「った!?」



貴方「お前、何回言わせる気だ」



水上「だからってデコピンするなよ!」



二度目の、同じ箇所にデコピンを喰らわしてやった

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作者名:芋ケッピー | 作成日時:2020年3月20日 9時

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