第３８話〜霧野side〜 ページ39
意外だった
由井ほどのプレイヤーなら、
ジェラシーとか、葛藤とかとは無縁だと思っていた
それも、今もプロで活躍しているサッカープレイヤー
フィディオ・アルデナを師としているのならなおさら
サッカーを始める前から彼らのプレーを見てきて、
始めてからも彼らに教えられてきた由井が、、
シノン「FFIが終わってからフィディオは
今もイタリアの子供達にサッカーを教えているけど
私は彼に教わったことなんて1度もない」
え、、1度も⁉
霧野「じゃあ由井は、どうやってサッカーを?」
サッカー教室に行っていなかったと聞いていたから
てっきりフィディオさんに教えを受けていたと、、
シノン「パスやドリブル、リフティングとか
サッカーの基礎的なことは友達に教わって、、
あとのディフェンスとかオフェンスとかは、
フィディオのプレーを見て覚えたって感じだよ」
フィディオさんのプレーを見て覚えた、、
霧野「すげぇな、それ
やっぱり尊敬しているんだな
フィディオさんのこと」
シノン「…うん、ずっと背中ばかり見てきたから
周りからは “ 白い流星の後継者 ” って言われたときは
本当に、嬉しかった」
本当に嬉しかった。
霧野「そうか…なら何故、そんな顔をするんだ?」
どうして、、泣きそうな顔をしているんだよ
ふ、と彼女の長いまつ毛が軽く伏せられる
シノン「……フィディオにね、言われたの
『俺の真似ごとをして楽しいのか』...って」
霧野「‼」
フィディオさんが、、?
とても厳しいことを口にするなんて思わなかったけど
霧野「……そうか」
由井を見る限り、真実なんだろう、、
シノン「そこからかな、自分が分からなくなったのは
私が今までしてきたことは、ただの真似ごと
敵の進行を防ぐディフェンスも、
敵の守りを突破するオフェンスも、、ただの真似ごと
……いくら考えても出てこなかった
だって、今までそんなこと考えたことないから」
霧野「……」
1番近くにいた存在を追い続けていくうちに、
自分の存在とは何なのか分からなくなる
そして、
＿＿ 神童『 奏者 マエストロ ‼ 』
その差は徐々に、、
＿＿ 神童『 “ 刹那ブースト ” ‼ 』
歴然としてくる
苦しいな、、お互いに
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芋ケッピー(プロフ) - 先程お邪魔させていただきましたー。 続きが気になります！！帝国メンバーとの絡みも楽しみです^_^ (2018年10月10日 22時) (
レス) id: 1297cf1d5a (このIDを非表示/違反報告)
綾子 - いえいえ。 はい、私の作品の題名は、イナズマイレブン 転校生の謎と秘密 です。 私の作品で感想もお願いします。 (2018年10月10日 20時) (レス) id: b7d309d2d4 (このIDを非表示/違反報告)
芋ケッピー(プロフ) - ありがとうございます！是非お願いします！！ (2018年10月10日 18時) (レス) id: 1297cf1d5a (このIDを非表示/違反報告)
綾子 - とても面白いですね。 更新、頑張ってくださいね。 私もイナズマイレブンが大好きで無印の方で作品を１つですが書いてます。 もし、良かったら私の作品の作品を教えますか? (2018年10月8日 11時) (レス) id: b7d309d2d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芋ケッピー | 作成日時：2018年2月11日 16時
