【ツルネ】“高校弓道の絶対女王になっちゃった系”女子。

第２３７話 ページ6

あれから半時間



沙絵「A姉さま見つけました！」



沙絵ちゃん提案の二人ぼっちかくれんぼは続いており


基本、鬼はじゃんけんで負けた方というルールがある


でもこのかくれんぼにおいては、



沙絵「では、また沙絵が鬼ですので


A姉さまは隠れてくださいね！」



ずっと沙絵ちゃんが鬼役を買って出る


私も色んなところに隠れるけど、、



沙絵「今度は難しいところに隠れてくださいね？」


貴方「う、うん」



呆気なく見つかってしまう汗



沙絵「いーち、にー」



私に背を向けて数え始める沙絵ちゃん


…あとどこ隠れてなかったっけ？


屋敷自体が広いため、下手したら迷子になってしまう



貴方「えっと、、」


自室にいても見つかったし、、汗



沙絵「じゅーいち、」



！！


え、どうしよう！？


数えるのは二十までだからそろそろ場所決めないとッ



あああとりあえずこの部屋に入ろう！！



貴方「…いや、何やってんだぁ汗」


コンコン、とノックして返事がなく


勝手に入ってしまったぁああ！！



どうか、どうかお願いしますから


誰も使っていない部屋でありますように..((「え？」



貴方「ビクッ))す、すすすみませんすみません！


今出て行きますので..ッ」



藤原「…A？」




………え、、



貴方「しゅ、愁くんの、、部屋、だったの？」


藤原「？…いや、ここは脱衣所だけど」


貴方「へ、」



見てみると、たしかに髪は少し濡れている


そして何より、、上半身に衣類を着ていない！！



不思議そうに見る愁くんとは対照的に


みるみる顔面が青ざめていく私



貴方「うわぁ！！


ほんっとにごめんなさい！


あのこれは、その、、ッ」



隠れる場所を探していていたら脱衣所に辿り着いた？


そんな弁解があるわけない！！泣



どうしよう、、ととりあえずここから出ないと..ッ



貴方「お、お邪魔しました！」


藤原「え、」


ドアノブに手をかけて廊下に出ようとすると


沙絵「A姉さま〜？」



貴方「！」


藤原「…？」



沙絵ちゃんが近くに来てたから一時停止する



ここから出ると見つかる



貴方「(…だけど、)」


藤原「？」



こんなところを目撃されてしまったら、、


私は社会的地位を失ってしまう！！汗



＿コンコン、


貴方「！？」



のぅわぁああぁぁああ！！！

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