【紫】Snow Manの帝王様、最近破局したらしい Ⅱ (ページ16)

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回避ならず、ただ頷くのみページ16

～深澤side～

八坂さんが橘さんを連れて出て行き、

ガチャンという音と入れ替わるように訪れた沈黙

それに終止符を打ったのは、

貴方「…どんな曲が、いいかな」

俺たちに意見を聞いているかのようにも、

ただの独り言のようにも聞こえたちゆの声

渡辺「ちゆが自分で歌う曲なんだしさ、

ちゆが思うようにしてみたらいいんじゃないの？」

貴方「んー、まぁやってみっか～」

腕を組み、ニコニコしながら上半身を左右に揺らす

その隣で地味に揺れる舘さんを見て笑う阿部ちゃん

そんななか、

岩本「…」

照の表情は、どこか不安な顔って感じで

深澤「…照、((岩本「ふっか」…おう？」

岩本「ちゆのさ、」

深澤「ん？」

岩本「…ソロ曲、どんな風になるんだろうな」

…あ、誤魔化した

深澤「…んー、」

ちゆが、自分を表現するための曲でしょ？

深澤「もうマジでさ、すっげぇのができんじゃね？」

貴方「あっは、ふっかの語彙力の方がすっげぇわw」

そう言って普段と変わらずケラケラ笑うちゆが、

深澤「もうね、これ以上表現できないのよw」

なんとなく、引きつっているように見えたのは

果たして、俺の気のせいだったのか